池袋
少年計数機 -池袋ウエストゲートパークⅡ-
石田 衣良
内容(「BOOK」データベースより)
 自分が誰なのか確認するために、まわりのすべてを数え続ける少年・ヒロキ。その笑顔は十歳にして一切の他者を拒絶していた!マコトは複雑に絡んだ誘拐事件に巻きこまれていくが…。池袋の街を疾走する若く、鋭く、危険な青春。爽快なリズム感あふれる新世代ストリートミステリー、絶好調第2弾。


TVでも放送されましたあの人気シリーズです。今回オススメしたいのは第2作目の「少年計数機」です。でも、もしこれを読むんだったら1作目から読んだ方がいいでしょう。マリーの知っているかぎりでは、5作目まででていると思います。

池袋ウエストゲートパークは短編集で、今回は妖精の庭・少年計数機・銀十字・水のなかの目の4つの作品からなっています。なかでも最後の「水のなかの目」はおもしろかったですね。いままでのものに比べて、緊迫感があってかなりのめり込みました。残虐的な部分もあるので好き嫌いがあるようですが、マリーは好きです。

このシリーズはやっぱり登場人物が個性的でおもしろいです。池袋って街に、マコトやGボーイズってほんとにいそぅって思うのはマリーだけでしょうか?テンポよく事件を解決するマコトのヒーローっぷりが気持ちいいですね。

ただ‥ 3作目以降のものは、多少マンネリ気味かなって。いつまでも家の手伝いをしているマコトではなくて、社会にでてまた違った角度から事件を解決するマコトってゆーのもみてみたいなぁ~なんて
。マコトの成長っぷりに期待したいです。


でもでも、2作目はとってもおもしろいです。
★★★★☆