”暴挙の上塗りにクリア塗装”:バンカー問題 | うぢまっちゃのゴルフ日記

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ここまで来たら

リブログのリブログのリブログにリブログしましょう!!

 

おやじさんのブログに記載の

『視点の違いとエビデンス』は

まさにその通りと思います

 

で ご質問の件は

『例えば、、、3000回転のスピンをかける時、
ボール表面への、、、つまりボール半径部分でいいので、、、
 どのくらいの量の砂がどれくらいのスピードで当れば、
 そのスピンがかかるか、、、出してはもらえませんか?』

ですよね

 

でも

難しい...

 

 

 

 

何が難しいって

モデル化が難しいんです

 

 

バンカーショットは

クラブと数多くの砂粒とボール

 

それぞれは弾性衝突なり非弾性衝突をしていて

古典物理理論の範疇なのですが

あまりにも数が多いのでその 相互干渉も

指数関数的に多くなります

 

おそらくは 現実に近い挙動を再現しようとおもったら

スーパーコンピュータか何かで解析するしか

ないと思います

(まあ 費用が現実ではないですが

 10億円程度いただければ考えてみます... ←嘘です)

 

ところで

スーパーコンピュータでは

気象が宇宙現象を解析してますよね

 

だれか バンカーショットとか解析対象にしてくんねぇかなぁ...

だれも しないかぁ...

 

ということで

『結論は無理!』

 

じゃ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

というと

なんか

寂しいので...

 

改めて

『スピンを回転数ではなく周速としてとらえる』

という 原点に返ってみたいです

 

これです

 

ボールは砂粒を介在して当たります

 

インパクト前期にそれぞれの速度は

 クラブヘッド ≫ 砂 > ボール

の関係にあると思います

 

インパクト後期には

 クラブヘッド >≒ 砂 >≒ ボール

になっていると思います

 

ここで注目したいのは

インパクト付近の前後においては

『砂の速度よりボールの速度が早くなることはない』

ないということ

ボールの速度とは

重心の速度(いわゆる打ち出し速度)

でもあり

周速でもあります

加えて言えば

『砂の速度よりボールの周速が早くなることはない』

ということです

 

ここで

回転数3000rpmのスピンの周速は7.3m/sec

 

おやじさんの場合のドライバーの打ち出し速度は

70m/sec程度でしょうから かなり遅く感じられると思います

 

じゃ ゆっくりでもスピンがかかるかというと

そうは問屋が卸しません

 

たとえば砂を7.3m/secで当てても 3000rpmには到達しません

 

なぜなら効率があるからです

 

こんな感じで

ボールをスピンさせるのはなかなか容易ではありません

 

中心なら回らないし

端なら効率が悪く 十分な運動量が与えられない

中間は中途半端

 

(ただ実際は砂粒一つを当てるわけではないので誤解なく)

 

よって

スピンをぐりぐりかけようと思えば

砂の量を極力少なくして ボールの端を斬っていくことで

レバー長の長い端に運動量を多く加え

効率を上げる

ことが重要になっていきます

これはまさに

上級者の領域です

 

 

 

結論としては

 ①スピンをかけるためには最低限必要な速さが必要

 (欲しいスピン量の周速より早く振ること)

  とはいっても 強烈に早い必要はなく

  20m/sec程度あれば十分かと

  (効率よければ8000rpm級なので)

 

あとは

 ②回転効率をいかに上げるかが重要

  当たり方ですね

  この辺は技術というか天性というか

  理屈ではわかっていても 実現することが極めて難しい

  領域だとおもいます

  ということで 必要な砂の量は出せない

  というか 多くは必要ないってことです

  場合によっては 砂を極力少なくして

  『ヘッド当てちゃう』のもありかと(難しいですが不可能ではない)

 

おやじさん

これぐらいで容赦してもらえますか??

 

 

では(。・ω・)ノ゙