少し前にエリック・カルメンがお亡くなりになったニュースを知って、ここんとこしばらくエリック・カルメンのベストアルバムを聴いています。夜勤で帰宅してから寝る前に聴く最近の密かな楽しみです。
僕はエリック・カルメン、それこそ有名な「オール・バイ・マイセルフ」しか知らなかったニワカなリスナーで、このベストアルバム一枚しか聴いてきてません。エリック・カルメンって、恥ずかしながら歌声が僕はどうにも覚えられなくて、どこかで仮に流れて来ても《あ、エリック・カルメンだ》と気付けないと思う。その程度なのです。

尋常じゃなく素晴らしいメロディメイカーで、「オール・バイ・マイセルフ」以外も格好良い曲がいっぱいあるのですが、どうも思い入れが薄い、ってのはそういうところだと思います。でも、こうしてたまにCDを聴くと実に楽しい。聴くほどにヴォーカルもなかなかロックで格好良いじゃん、と思い始めてきました。

このCDにも入ってますが、その昔、エリック・カルメンの「雄々しき翼(BOATS AGAINST THE CURRENT)」という曲を聴いた時、あれ?この曲聴いたことある、なんだっけ?と一瞬考え込みました。

そしてすぐ、ああ、小椋佳じゃん!と思い当たった。えーエリック・カルメンの曲だったのか!とビックリしました。

「流されはしなかった」小椋佳。これ、大好き。男泣きしますよ。初めて聴いた時はそれは感動したものでした。メロディの抑揚に対して、語り言葉で紡がれた歌詞の構築がもう、職人技、お見事、と膝を打ちたくなる。メロディ先でよくぞこの歌詞が書けた。いまでも聴く度に鳥肌が立つ。素晴らしいです。

小椋佳はエリック・カルメンのこのメロディに惚れ込んで、自分でも歌いたくて日本語歌詞を付けたそうです。小椋佳のエッセイ(インタビュー)を読むと、この歌をレコーディングする許可をエリックにもらった際、《良い歌詞を付けてくれてありがとう》とのメッセージをもらったと書いてます。良い歌詞って、日本語わからないのにね、社交辞令でしょうと笑ってたのが印象的でした。

「雄々しき翼(BOATS AGAINST THE CURRENT)」エリック・カルメン

悲しいかな、先に小椋佳の素晴らしい日本語ヴァージョンを聴いてしまったせいか、エリックのオリジナルがヤヤ地味というか、物足りない気が当初はした。ですが、あらためて聴くと当然ながら名曲、名歌唱。日本語、英語のどちらもカバーして歌ってみたくなります。

「雄々しき翼」「流されはしなかった」どちらもあまり世間に知られてない、知る人ぞ知る、に近い歌だと思いますが、聴けば誰もがいいなぁと思うのではないでしょうか。それくらいメロディが素晴らしい。個人的には「オール・バイ・マイセルフ」を超えた傑作だと思っています。

もちろん、CMソングでよく知られた「オール・バイ・マイセルフ」も名曲。この派手なサビの魅力には抗えるものじゃない。

  



 

夜勤、夜勤で、ここしばらく昼夜が逆転した生活が続いています。夜勤ばかり続くと遊びにも行けないので、世間から隔離されたような気分になってくる。こういう時こそ自分に集中。一人で集中してやっておきたいことに励みます。




以下、4月にお誘いを頂いたマシスの歌予定です。

弁天島ガチンコ祭りvol.9ソロ編
【場所】弁天島マルガリータ
【料金】1500円1ドリンク付き
【日時】2024年4月7日
12時OPEN 13時START
出演予定(敬称略) 
(静岡)
・藤原コータ
・松井幹人 
・パピリオ山下
・良太タングステン 
・ゆき
・マシス
・鈴木健太郎
・Out of the Blues

(愛知)
・ツネカワツネオ
・よっくんロール
・Acco
・シライ

マルガリータに行くのは実は初めてです。家から少し遠いのでこれまでなかなか寄れませんでしたが、一度行きたいと思ってたところへのお誘い、ありがとうございます。迷わずに着けるかしら。マシスは14時半から歌う予定です。他の演者の皆さんの演奏も楽しみです。よろしければ遊びに来てくださいね。


そしてそして、4月28日の14時00から音楽食堂Mさんでソロアーティストライブのイベントに出演させてもらいます。
先月に続いて、音楽食堂Mへ行けます。たっくん企画は初。お誘いありがとうございます。

どちらもどちらも、ご都合のつく時にお運びくださると嬉しいです。


マシス