最近読んでよかった本 その25 | 松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

生殖医療に関する正しい知識を提供します。主に英語の論文をわかりやすく日本語で紹介します。

最近読んでよかった3冊を簡単に紹介します。

なお、紹介の順番は五十音順にしています。

 

 

「プラチナデータ」東野圭吾

髪の毛1本からモンタージュ写真が作れるほど完璧な犯人像が浮かび上がる犯人認証システムを構築した警察。そのシステム作りには天才的な数学の頭脳の持ち主である蓼科兄妹が関与していた。その兄妹が何者かの手によって殺される。犯人を追いかける警察、しかし犯人の疑いが濃厚とされた人物は警察の人間、しかもシステム作りに大きく貢献した神楽だった。神楽は二重人格者であり、人格反転剤によってもう一人の自分「リュウ」になることができる。事件当時神楽は「リュウ」になっており、その間の記憶がない。神楽は警察の追っ手から逃げつつ真犯人を探す。果たして、真犯人は誰なのか?そしてタイトルの「プラチナデータ」とは?その意味が明らかになった時、すべての謎が解けます。

 

 

「夜明けの街で」東野圭吾

バッティングセンターで出会った渡部和也と仲西秋葉(あきは)は、同じ会社の同じ部署所属。彼は妻子持ち、彼女は高校生の時に母親とお手伝いさんを亡くした。お手伝いさんは殺人に巻き込まれたのではないかと警察の捜査が行われたにもかかわらず、事件は迷宮入り。時効の15年目を目前に控え、警察が動きだす。警察は秋葉を容疑者として追いかけていた。和也と秋葉は、次第に惹かれあい不倫関係となる。そして、和也は秋葉から抜け出せなくなり、ついに妻との離婚を決意する。時効の日に全てを明らかにすると秋葉は宣言し、事件のあった場所でその日を迎える。果たして事件の真相は?秋葉は真犯人なのか?本当に離婚するのか?横浜を舞台に、不倫を描いた作品です。サザンオールスターズの「Love affair〜秘密のデート〜」に感化された作品とされていますので、随所に歌詞に沿った話が出てきます。東野圭吾らしく、複数の不倫をうまくからませ、オチもなかなかの驚きです。映画化もされています。

 

 

「ルールズベスト」エレン・ファイン、シェリー・シュナイダー

「男性から愛され幸せな結婚をする」ためのルールをまとめた、世界のベストセラーです。この成功体験者には、アマル・アラムディン(ジョージ・クルーニーの妻)、ケイト王妃(ウイリアム皇太子の妻)、ミシェル・オバマ(オバマ大統領の妻)、ローラ・ブッシュ(ブッシュ大統領の妻)、ビヨンセさんなどの有名人もおられます。高学歴高収入の男性を虜にするノウハウが詰まっており、究極の恋愛ルールブックと言えるでしょう。