営業は熱意だ。誠意だ。何てよく言われる方が多いですが、私が考える営業は少し違います。


営業とは「方程式」だと考えます。


基本的にどんなお客様であったとしても売れない客というのは存在しません。

必ず売れる方法というのは存在します。

それは、どんな顧客でも……。です。


方程式ですから、どんな場面においても、解けない問題はないのです。

営業にとって売れない顧客などというのは存在しません。


例えば、あなたは「櫛」を売る営業マン。

あなたが営業したお客様はハゲで、髪の毛が無かったとしましょう。


そのお客様にどうしても「櫛」を売らないといけないときどうしますか?


髪の毛が無いわけですから、普通に考えて櫛は必要ありません。

でも、櫛を売らないといけないのです。


どうしましょう?


脇の毛でもといて貰いましょうか?

あるいは陰毛でも……(失礼)


まあ、それで買ってくれる人は恐らくいないでしょう。


櫛はあくまでも頭の毛をとくものですから。




答えは簡単です。


その人に髪の毛が生えればいいんです。

あなたは、何とか髪の毛が生える方法を提案しましょう。


あきらめていた髪の毛が生えてきたお客様は、

あなたに感謝して櫛の一本くらい喜んで買ってくれるでしょう。


もちろん、そんな事をしてしまっては、櫛を売るために莫大な費用が掛かります。

(どうしても生えない場合はカツラが必要になるかも知れません)


目の前のハゲのお客様に櫛を売ることは出来る。でも、時間と金が掛かるから諦めるのです。


櫛は「売れない」のではなく、「売らない」のです。

売れないものなどこの世には存在しないのです。


「売れないのではなく売らない。」

今日のところはこのくらいで終わりたいと思います。

続きは次回に……。