セルティック VS グレトナ (3-0)

■総評
結果ほどは楽ではない試合だった。
中盤のパス回しも崩しどころがわからず、逆に最下位のグレトナを相手に何度もサイドを突破される始末
せっかく奪っても中途半端なDFからのビルドアップで、いい形でボールが回せない。
苦しくなって前線に預けても、へセリンク、マクドナルド共にいまいちの出来でキープが出来なかった。
苦しいときの頼みのマッギーディーのドリブルも前半に限って言えば抑えられていた。

それでも終了間際のラッキーなゴールで先制すると、相手の体力の低下とともにボールを完全に支配するようになり、マックギーディーの2つのセンタリングから2得点と、結果的に3-0の完勝となった。

中村は得点には直接絡んではいないものの、苦しい時にはボランチの位置まで下がってゲームメイクをし、チャンスには必ずゴール前まで走りこんでおり、運動量とチームを助ける動きで 非常に役に立っていたと思える。

ほとんどのパスをミスせず仲間に繋げており、SPLでは稀有な才能であることを再認識させた。
次戦は、首位を走るレンジャーズ・・

永遠のライバル対決で、しかも首位決戦と、燃え上がる要素は十分。
互いにCLも敗退しており、リーグにかける思いは強いだけにかなり楽しみな試合となりそうだ。


■選手総評(10点評価)
ボルツ   6 及第点。いつも通りの好セーブを見せた
ネイラー  4 好不調の波が激しく、クロスの精度に不満が残る
マクマナス 5 対人戦の強さを発揮も攻撃時のヘディングはいつもより↓
コルドウェル5 守備の強さを見せるが攻撃に繋がるパスの精度に不満
ヒンケル  6 攻守に奮闘。何度もサイドを駆け上がって攻撃を助けた

ロブソン  2 プレスの中で無理なキープなど判断の悪さが目立った
⇒スノ  5.5 中盤で強さを発揮。ムラが無くなればもっと○
マッギーディ7 相変わらずの脅威。クロス、シュートの精度も良く攻撃の核
中村    6 中盤の繋ぎで奮闘した。攻守の運動量もありチームを助けた
S.ブラウン5.5 攻撃に良く絡んだ。決定的な仕事が出来ていれば・・・
⇒ハートリ 5 目立った働きは見せれず

マクドナルド5.5 貴重な先制をあげるも、足元の不安定さが↓
へセリンク 5.5 貴重な追加点を上げるも、前線でのキープをもう少し
⇒サマラス 6.5 前線での運動量と技術を生かしたキープを見せた


■最後に
次戦に向けて、を考えると重要な勝利となった。
FWの調子に不安が残るが、サマラスが意外とキーになるかも。
DF陣のあたふた感はいまさらどうしようも無いので、守りきれるかどうかは運とボルツに懸かっている。
中村も3年目のSPLでそろそろダービーでの得点という結果を見せてほしいところだ。