11.14 Direngrey

TOUR22 FROM DEPRESSION TO


セトリ

マーマレード朔MachiavellismDRAIN AWAYAshTDFFPerfume朧13ain't afraid to die孤独に死すMercilessCHILD PREYTHE IIID EMPIRE

アンコール

G.D.SCJESSICATHE FINAL激闇羅刹国


懐かしの曲で彩られたライブ

a'intのピアノに載せた声は儚くも綺麗で

マーマレード、朔、マキャベリズムと

古き良き尖った曲もまたカッコよく


孤独に死す故に孤独


のフレーズは変わらず僕の心に突き刺さった



「違うと願うのは後ろ向きの唯一の救いであり」



この言葉にどれだけ思いを乗せて生きてこれたか


抑えつけられ生きてきました


ー明日はいい事あるさ、と軽々しく

笑うお前らとは違う、



その悲痛の叫びや

それでも「誰かとは違う」特別である事への羨望

そんな浅はかな思いさえも

分かっていながら、それでも


「後ろ向きの」唯一の救いである、と。

こんな事を書いてもきっと誰にも伝わらないし、意味がないのだけど、伝わってほしいし、分かってほしいと願う、弱いのが僕らであり、人なんだと思っている。


朧では誰もが身動きも出来ないほどの圧巻のパフォーマンス


悶え苦しみ、泣き叫ぶかのような歌声は

誰もが息を飲んでいただろう



僕にとってDirengreyを聞く事とは

生きる、という事だ



生きることは決して綺麗では無い


汚く、醜く、辛く、痛く、哀しい事だらけだ

ボタンの掛け違いで争いは起き、

些細なことで殺し合う


そんな世の中だけど

だからといって


つまらない


と投げ捨てはしない



無為に希望を歌うことも無い



ただあるがままの

この世界の不条理を突きつけられる



それがDirのライブである。

楽しさとは対極の体験



だからこそ刺さるし考える


誰も答えは出してくれない

流行りのロックバンドのように

救われるような言葉はそこにはない


流れる映像はただ淡々と世界の不浄を映す



それでも投げ捨てはしない


こんな世界つまらないと捨てるのは簡単だ



「生きてるのかー?!」


vo京が唯一叫んだ客席に向けた言葉


そうだ

僕らは生きている


だから感じることが出来る



良いことも悪いことも。



悪いことなんか起きなきゃいい

でもそうも行かないのが世界だ


じゃあどうする?



生きるしかない


叫ぶしかない


足掻くしかない



僕らが今、出来ることを、やるしかない



生き抜いたものだけが

明日を見ることが出来る



今日もまたDirengreyに

呆れるほどの辛さと

ほんの少しの勇気をもらって


僕は明日も生きていきます