2023年5月14日

サガン鳥栖 vs アビスパ福岡

0−0

 

ーポゼッションという功罪

ここ最近同じスタメンのサガン鳥栖

前節は少し変えてきたが、現在の「ベスト」と言える布陣。

 

現状の戦略は以下の通り

1菊地を偽SB化させて出口にする。

2山崎、田代、原田の3バックで守備は堅牢に。

3河原の使い方によって相方選定(今日は森谷なので後ろ気味)

4本田と小野の流動性攻撃

5岩崎の突破に長沼をシューターに設定

 

このうち、今日の試合でできたのは、2だけだった。

順番に説明しよう

 

1菊地の偽SB化

パギ、田代、山崎に加えて河原が近い距離で受けることで

相手を誘き出し、ファーストプレスの裏で菊地が受けるのが狙い。

しかし前半は全くできず。

菊地が降りてもらうこともあり、それではただ危険な位置でプレスを受けるだけだった。

なぜ出来ないかというと、福岡が深追いしないから。

プレスに人数かけないから。

それでも勇気をもってダイレクトやスキマから前に出せればよかったが

CBにそこまでの勇気はなかった

 

 

3森谷がプレスに弱いため逃げる方向に作用した。

そのため河原が後ろで構えて前で受けるはずの森谷も後ろにいる状態

これじゃ攻撃できないし距離が近すぎてプレス受ける。

後半よくなったのは藤田を入れたから。

藤田が後ろで河原が前になってスイッチが入った。

さすがの河原も疲れ切ってしまったが。

 

4早々の本田の怪我により頓挫

堀米は狭い位置でも持ち前の技術と、今日は運動量も見せてよかった。

よかったけど噛み合いきれず。

小野だったり河田だったり攻撃の軸も定まらず難しかったか。

本田ありき、のチームになりつつある弊害だろう。

怪我が軽傷なことを祈る

 

5岩崎は良くも悪くもいつも通り。

しかし長沼の早々の退場でプランは白紙に。

サイドをケアした堀米は守備時はSH、攻撃時はウィングとなり

ビルドアップ時はトップ下と、3役こなすことに。

めちゃ頑張ってくれたが彼がシューターになるのは難しすぎた。

なので、河田を入れたのだろう。

 

後半退場があったにも関わらず良くなったのは

守備の奮闘と、岩崎、堀米が2役、3役をこなしたこと。

 

ちなみにゴールが決まらなかったことと退場は関係ない。

この流れで得点できていないならおそらく人数が同数でも入ってない。

 

むしろ人数が少なくなったことで福岡がボールを持たざるをえなくなり、

鳥栖はカウンターでシュートまで行けそう、、、だったまである。

 

サッカーとは不思議なものだ。

 

しかし前半の出来から考えると良い結果と内容で終わった

やっぱりスタッツ(特にシュート数)では相手が多くなる試合が増えそう。

 

結局、原田のが入っていたら、もしくは樺山か河田が何かで決めてたら勝ったのだ。

そういう試合を続けていくしかないだろう。

 

今日はよかった

 

そう思う