サッカーにおける歴史的な試合とはなんだろうか?
千差万別の試合を思い浮かべるだろう
マラドーナのそれであったり
ファン・バステンのボレー
ストイコビッチの天皇杯決勝も色褪せないし
小笠原のFKも語り草だ
ロマーリオや、ロナウドらのW杯の活躍
どの瞬間も素晴らしいものである
ヴァンフォーレ甲府が天皇杯を制した日
それは歴史的な日になった
J2のチームが数々のジャイアントキリングを果たし
多くのJ1チームを倒して優勝した。
まさに爽快なストーリーだ。
しかしこの日を歴史的な日とするには
「あの時から甲府は変わった!」
と後に語れるくらいになってほしい、と思う
そうでなければ、天皇杯の優勝は
美し思い出で止まってしまう。
ACLに初めて挑むヴァンフォーレ甲府
小さな街の小さなチームが
国立をホームとしてアジアのチームと戦う。
次に繋げてこそ
あの日が歴史的な日だった、と言えるのだ
ここから始まる甲府のストーリー
戦力的にも、日程的にも本当に厳しい試合が続くだろう。
それでも期待せずにはいられない。
サッカーにはそういう魅力が詰まっている。
1点の重みは、何よりも深い