低速は力なり | *

*

↑『ゆきのひとつぶ』と読みます

礼。


先日のスキーで感じたことが2つあります。

1.ゲレンデがにぎわっている
2.横滑りが大流行している


この2つには決して因果関係があるとは思いません。
決して(笑)
どこぞのスキー教程が普遍的な技術を
ベースとしたものになったから
スキーに嫌気がさしていた人がゲレンデに帰ってきた
なんてことではないのはゲレンデを見ればわかります。


ただ、この2つの事象が同じタイミングであったことは
スキー業界にとって幸運であったのではないでしょうか?

去年までの手を広げてフワフワした状態で
クルクル回りながら落とされてるだけの滑りを
今年のにぎわっているゲレンデでされたら
危険極まりありません!!!


横滑りなどをベースに
コントロールされた滑りが推奨されることで、
暴走スキーヤーが減ってきたのは
良かったのではないかと思います。


某スキー団体が、
「今年はゲレンデがにぎわうから安全な滑りをしよう」
なんて考えていたわけではないと思いますが、
結果的に、にぎわっているゲレンデに
技術がマッチしてきているような気がします。



ただ、技術の意味を理解するということで考えると、
一朝一夕にはいかないのはスキーに限ったことでは
ないのかなと思います。

ちょっと前に教わったことの意味がやっとわかってきた
なんてことは日常茶飯事で、
前の前の前に教わったことが意味が
今になってようやくわかってきたなんてこともあるくらいです。

それも低速で教わったことがじわりじわりと
ボディーブローのように効いてきている感じです。

「スキーはちょっとしたことで上達する」
という話はたまに聞きますが、
ちょっとしたきっかけで上達するという意味かもしれませんし、
ちょっとした積み重ねで上達するという意味かもしれません。

個人的には、
ちょっとした積み重ねがあったうえで、
ちょっとしたきっかけで上達する時が
スキーの面白さになるのではないかと思っています♪


礼。