コテコテ文化とクラシック音楽 | *

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↑『ゆきのひとつぶ』と読みます

礼。

 

先週1週間、

大阪市中之島界隈で

音楽イベント

大阪クラシック

が開催されていました。

 

市内のホールや特設ステージで

大小さまざまな規模の演奏会が開催されるイベントで、

10年くらい続いている行事のようです。

 

大阪というと、

道頓堀やなんばのイメージが強く、

くいだおれ(杭倒れ)とか

たこ焼きとか

コテコテな感じしかしませんが、

それはミナミの方のイメージで、

 

中之島などキタの方は、

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風光明媚な水の都、

という一面もあり、

その涼しげな街並みに

クラシック音楽が流れたりもします。

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市役所では吹奏楽の演奏がありました。

 

今、大阪には4つのプロのオーケストラ楽団があるそうで、

その数が多すぎるから統合すべきではないかという

議論にもなっているそうです。

 

これに関して一概に多いとか少ないとか

結論を出すつもりは個人的にはありませんが、

1つの目安として、

 

オーケストラが奏でる音楽が

地域としてどれだけ重要な文化になっているか

 

という視点があるのではないかと思います。

 

税金を投入して楽団を維持しているからには、

多くの納税者に必要な楽団としての

存在意義が必要ではないかと思います。

 

もし、クラシック音楽が一部のマニア向けに

限定されている音楽であれば、

楽団の維持に必要なお金をマニアだけで出して

維持すればいいことになってしまいます。

 

でも、オーケストラの魅力は音だけではない、

生演奏の時に奏者の表情とか、

その時にしか味わえない空気とか、

現場でなければ知りえない魅力が一般的に

伝わっていないような気がします。

 

そういった魅力を伝えるためには、

やはり普及活動は重要だと思いました。

 

音楽に限らずスポーツなどでもそうですが

こういった議論になるときに、

どうしてもマーケットの視点ばかりが強調されがちです。

 

でも、実際には国や自治体からの協力なし

という音楽やスポーツはむしろ少数派ではないでしょうか?

 

では、マーケット以外に何が重要かと言えば、

やはり文化ではないかと思います。

 

礼。