3月15日の思い出 | *

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↑『ゆきのひとつぶ』と読みます

礼。

 

3月15日の思い出といえば、

中学校の卒業式。

 

毎年クラスが変わっていたこともあり、

そこそこ仲良かったクラスメートに特に思い入れもなく、

「あ~終わった」

くらいの感情しかありませんでした。

 

帰りの制服は当然のように“無傷”

 

第2ボタンも“無傷”

名札も“無傷”

 

 

帰ったらポカポカ陽気も手伝って、

犬と一緒に昼寝・・・Zzz...

 

気持ちよく寝ていた15時過ぎに・・・

 

ピンポーン♪

 

(誰だよこんな時に(怒))

 

「3年△組の○○(女子)です。ガヤガヤ」

(3人くらいいるらしい)

 

(学校に何か忘れてったかな?)

注) 小学校の頃から、女の子が家に来る=忘れ物を届けに来るだった。

 

「行くとこないから遊びに来ました♪ガヤガヤ」

 

なんと、

卒業式の日にクラスの女子が家に来たのです!!!

もう一回言います。

卒業式の日にクラスの女子が家に来たのです!!!

 

追い返すわけにもいかず、

高鳴る鼓動を抑えて、

冷蔵庫にあるお茶とジュースを出して、

気が済むまでいてもらうことに。

ハイテンションでおもてなし。

 

3人で楽しくトーク(笑)

を眺めるとるB。

 

「これ、クラスの男子に渡された名札なんだけど

捨ててっていい?」

「いいわけねえだろ!」

「あ、ファミコンあるんだ。遊んでいい?」

「どうぞどうぞ(少しは静かになるから)」

「ねえ、とるB、彼女出来た?できるわけないよね(笑)」

「うるせ!ほっとけ!(笑)」

 

と、小学校からの知り合いなのでやりたい放題(笑)

(この人たちの彼氏エライよなあ。

こういうの「知らぬが仏」っていうんだよな)

そういうば、ウチの中学校、同じ小学校出身のカップルゼロだよな。

知らないでいいことを知らないって恋愛において重要な要素だよな。

 

なんてどうでもいいことを考えているうちに。

1時間30分経過。

 

(そろそろデートの時間じゃないのかねえ。)

 

今更ながら言っておくと、

3人ともクラスでは“かわいい”と言われる人たちでしたが、

個人的には意中の人がいなかったので、

気力が加算されることなく時間が過ぎていくのでした。

 

そこに母が帰ってくる。

こともあろうに我が家は親子で同じ中学なので、

3人の女子からすれば“先輩”に当たる。

変な女子会トークが繰り広げられることに。。。

 

17時半も過ぎ、さすがに薄暗くなってきたので、

「そろそろ危ないから帰った方がいいよ。」

ということで、途中まで送って行って、

お・し・ま・い。

 

送っていった帰り道で思ったこと。

(あいつら、デートどうすんだろ?)

 

40人いるクラスのうち4人が、

こんな特別な日に過ごした、

非生産的な3時間、

そのギャップがなんか思い出として強く残っていたのでした。

 

今になってわかるんですよね。

非生産的な時間の良さが。

 

礼。