金曜日に義母の
カンファレンスがありました

病名は

アテローム血栓性脳梗塞

の大きな血管や首の血管が

動脈硬化によって狭くなっている

あるいは詰まってしまうことに

よって生じる脳梗塞


その後遺症として

失調性運動障害  運動失調

高次脳機能障害  注意

構音障害

排尿障害

摂食嚥下障害

認知機能低下が

あるそうです


なので、リバビリは

歩行訓練

日常動作訓練

嚥下訓練

言語訓練

高次脳機能訓練を

徐々に進めていくようです



飲み込む事ができないので
鼻腔経管栄養をしていますが
その管を
何度もじぶんで抜いてしまうので
今は抜去していて
食事のときはその都度
チューブで注入している

あと、唾を出したり痰を出したりも
自分でできないので
時々吸引している

尿も溜まってはいるけれど
自分で出す力がないので
導尿している

自分がそういう状態に
なっているっていうことが
義母にはあまり理解できていない。。。

吸引されたり、導尿されたり
義母には最低限必要なことなのに
それがわからず
不快なことをされると
思っているのだと思う

カンファレンスが始まる前から
ずっと興奮状態の義母。。。

もちろん、その間も隣で
義母の手をさすりながら
お母さん、怖いよね、
不安だから混乱するんだよね
でも、大丈夫だから…落ち着いて…と
心の中で思いながら皆さんのお話を
聞いていました

主治医から
お母さんの様子を
みていただけるとわかる通り
だいぶ認知機能が低下しておられますし
どうしてここにいるのかが
分っていない様子です

もともと前から認知の低下は
会ったかもしれないけど
今回の脳梗塞が起こって 
それがきっかけになって顕著に
現れているようです

運動失調といって身体のバランスの
調整がうまくいかないのと
右側の小脳や延髄の梗塞なので
手すりを持って歩いていても
身体が左に寄っていってしまうんです

そういう状態なので
一人で立ち上がったり
歩いたりするのは
危険なので、本人に言うのですが
理解できていない感じです

まあ、焦らずにお母さんの様子をみながら
リバビリを進めていきましょう

認知と脳梗塞の後遺症の
相乗作用で、職員の皆さんに
ご負担をかけているようで
大変さが伝わってくるけど

それでも、私たちは
病院に頼るしかない

よろしくお願いしますと
頭を下げるしかない

カンファレンスが終わり
みんなが席を立っていると

義母も
ありがとうございましたと
頭を下げて、大きな声で
挨拶をしていました  

そのあとロビーで
地域連携室の方から
介護保険の申請についての
説明がありました

申請については
代行して手続きしていただけるとのことで
本当にありがたいことです 



実はその前の日の木曜日
帰宅願望が強くなったようで
病院から電話がかかってきました
家に電話して欲しいと懇願したようです

早く迎えにきて!
助けて!と興奮している。。。
叫びにも近い
義母の言うことに傾聴しつつ
ゆっくりわかりやすい言葉で
すこし話をしていたら
落ち着いたみたい

最初に電話に出た旦那さんは
そんなお母さんの様子に
ショックを
受けたみたいで絶句し
あんなにしっかりしていたお母さんが
あんなふうになるなんて…と
涙が止まらない。。。

脳梗塞の後遺症や認知もある訳だから
今、リバビリも始まったばかりで
環境も変わり
義母の混乱する気持ちも
わからなくもない

そんな時に家族である私たちは
揺らぐことがあっても、
咀嚼し納得させながらお互いに
静かに受け止めて
いかなくちゃいけない

ほんとに泣いてる場合じゃないんだよ
弱音を吐いてもいいから
現実に目を向けて、頑張って行くしかない