夕食終了して、遅くなってしまったが、続き

書かないと忘れてしまうので。

 

 

とにかく、こちらの病院に問題があるわけではなく

私の体力がない、遠距離であること、今日明日にも死にそう。

 

と言うことで、お願いする。

移動の車内で死んでもそちらの責任を追及したり致しません!

とも言った。

よく頑張ったよ私。

 

 

最後は、とっちらかったkさんが

なんか、話が混乱してわからなくなってしまったので、

ちょっと、整理する時間ください!

 

と言い出して、電話を切る。

そうこうしているうちに、辻堂駅に到着。

 

お腹が空いてしまうといけないので、コンビニでおにぎりを買い、

歩いて病院に向かった。

 

土曜日の1時、もう人影はない。

 

最初に担当の看護師さんが出てきて、

体温チェック、問診票、

病状説明。施したことについて説明。

3Fに行ってから手洗い。

そして病室。

 

入ると母が寝ていたんだけど、

私の顔を見ても最初わからず。

鼻に酸素をつけていた。

 

私の顔をジーっっと見ていた。

ユメだよ、というと、

 

あーユメちゃん・・・・

 

もうぐったりしていた。

夫のこともわかったようなわからないような。

 

しばらくして最初に言った言葉が、

 

 

 

 

 

 

家に帰りたい。

 

 

 

 

 

 

 

次に、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実の娘に、

こんなところに入れられて、

恨みます。

 

 

 

 

 

だった。

背筋凍った。

あれほど自分で入院したいと言っていたのにな・・・

今日連れに来てマジで良かった〜とも思った。

 

そういえば、家を出た時に母に電話して、

もしもし、今から行くから!

と言ったら、

喜ぶのかと思ったら、

あっそう。

と言って、ガチッと切れた。

 

怒っていたのね。

 

そして、次に話した内容は、

 

ここの病院、

よくテレビで聞くけど、本当。

看護師が廊下で話している内容全て覚えているから。

私の頭にプリントしてるから。

こんなちゃんとした病院でもこんなことが起こっているなんて。

あなたたち聞いたらびっくりするわよ。

もう、私に麻酔を打って、私が寝てると思っていろんなこと言ってたの。

目をつぶっているから寝てると思っているのよ。

全て、覚えているから。

さっきは、注射針を刺す時、頭を突かれた。

こうよ!こうよ!

と言って、デコピンの仕草をする。

そんなことするなんて、信じられないこの病院。

全て、覚えていますから。

全ての看護師の顔、覚えてるから。

メガネの女。

最低だから。目が怖い。

 

と。

この話は5回ぐらい言ってた。

 

 

 

きっと怖かったんだろうね。

そういえば、せん妄が出ていますって言われていたけどこういうことか。

さらに次々と話し出す。

何かのことを聞かれて、

私が、夫の方をチラッと見たら、

 

何、顔見合わせてるの?

何か企んでるの。

私見えているのよ。

とか

〇〇さん(夫)、なんか体調悪いの。

なんか怒ってるみたいだけど。

とか、

ものすごく人の表情を見ている。

それに、耳がすごい。

なんでも聞いている。

それは、せん妄状態のわりに、正確に見てるよね。

 

 

そのくせ、看護師さんが来ると、

あなた綺麗ねー、目が素敵だわ。とか言う。

 

とにかく、言わないといけないので、

この病院は出て、私の家の近くに行ってしばらく休んでから

家に帰ろう。

と言うと、ここから出られることは嬉しいようだったけど

じゃ荷物まとめて、コートがないわ、とか言い出した。

(コートなんか着てきてないからね)

 

それでは、夫に取りに行ってもらおうと言うことになり、

夫退室。

自宅から、 facetimeで、家の中を写してもらい、

持ってきて欲しいものを探したりして。

しかし、そういえば、あんまり驚いていなかったな・・・

文明の力に気がついてなかったのかしら。

 

 

とにかく、タクシーが来るまで、2人で過ごすことに。

 

どんなふうに過ごしていたか、

聞いたらいろいろ答えてくれた。

だいたい前出の看護師さんの話どおりだった。

 

絶食になっていたので、(本当に食べられなかったから)

R-1を見せたら、喜んでぐいぐい飲んでいた。

 

部屋は個室だったんだけど、

扉は全開でカーテンのみ。

ポータブルトイレが置いてあった。

廊下に引き出しがあって、これに携帯電話をしまわれて、

引き出しごと外に移動させていたのだそうだ。

 

ナースステーションの前にはテーブルがあって、

認知症のご老人たちが数名。

あなた何歳?私〇〇歳。とか話をしてるそうだ。

 

 

正直、

昨日救急車に乗った時より、全然元気だった。

やっぱり酸欠&水欠

だったのだ。

そして、抗生剤の点滴。

人間、酸素がないとダメなのね。

酸欠だったのかあー

うちでは93だったんだけど、それで家事とか動くと辛いんだろうな。

 

出発前に、尿道カテーテルを強く勧められたのだが、

親切だと思うけど、

本当に本人がいいと言っているのでいらないです。

と言っても、それでもした方がいい、と引かず。

それでも、本人も嫌がっているので、と言い

悪いけど辞退した。

 

理由は、閉尿で、尿が500mlぐらい溜まっている時間だから。

車内で何かあったら困るだろうから。です。

 

 

何度も同じ話を聞きながらタクシーを待っていると

予定どおり介護タクシー到着。

しかも元気な看護師さんも同乗してきてくれて、安心。

これで2人っきりにならずにすみよかった〜

 

点滴もしたまま乗れるし。

 

そして乗車。

結構素敵な車で、車椅子のまま乗れるタイプ。

そうそう、wさんが、車椅子も載せといたよ〜と言ってくれていて、

新しい施設の車椅子を貸してくれました。

これで、何も返しにこなくていいもんね。

完璧だったわ。

 

なぜだか、退院時は、それまで出てこなかった先生が

車椅子を押して下まで来てくださった。

お忙しいのにすみません。

先生はいい方だったので、わがまま言ってすみません…と謝った。

 

 

とにかく、タクシー発車。

これで、大脱出は成功しました。

すぐに、点滴の針を抜いてくださって、ご機嫌でした!!

 

車の中で、アーー嬉しいわ。

退院がうれしい〜!

と、連呼。

 

 

そうそう、さっきの看護師さんの話してよ、と言ったら今はちょっと。

とか言って教えてくれなかったんだよね。

それは、隣に看護師さんがいるからなのか、すでに忘れてしまってのか。

確か、怖かったあーと言ってた気がする。

そうだよね・・・

尿道カテーテルとか嫌よね・・・・

 

素敵な夕日と富士山を見ながら、高速で東京まで!

楽しいドライブであった。

母は、看護師さんと話しっぱなしで、私は後ろでウトウトしながら聞いていた。

80%作話だったけど、看護師さんが全て聞いてくださって、

本人ご満悦。

みんな待ってますよ〜!!

とか言ってくれて、

とても安心していくようだった。

 

お漏らしもせず、到着。

正直家に帰りたいとか言うかとドキドキしたんだけど、全然大丈夫だった。

私の家の近くだよ〜と言ってあったので、

それは覚えていたみたい。

 

 

部屋に着くとすぐに食事が出た。

おかゆとおかずいっぱいだったんだけど、

なんと完食。

お腹が空いていたそうだ。

たぶん、

酸素をつけたら、息が楽になって食事もできるようになったんだね。

そして、お部屋も気に入った様子。

トイレもポータブルじゃなくて普通のトイレ。

シャワーもついている、入れないと思うけど。

 

あーーよかったよかった。

 

 

その晩、私は疲れ果てて

その後ぐっすり寝ました。

このぐっすり感は、12月入って初めて!!

でもさらに、

母の一人暮らしの心配から解放されたぐっすり感でもあると思うのです。

それだけ、暗黙のストレスだったんだなー。

 

全て任務終了したら19時30分。

イタリアンで家族で久しぶりにお食事しました。

 

まあ、これからがまた大変だろうけどね。

 

夜ソファで寝落ちしていたら、

次女が起こしてくれて、布団に行きなさいと言われたし、

お疲れ〜と言ってくれた。

子供なりにわかっているのね。

 

今日はこれで寝ますー

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