我様達に下された審判はとても幸せな結末だった。
来てくれた人間達にとってはどんなものだっただろう。
思えば、始動・初ワンマン・そして最期のワンマンと全てこの場所で。
色々と思い出しながら存分に浸らせてもらったよ。
そして人間共には本当に貰ってばかりだった。
メンバーは勿論、一番近くで支えてくれたマネージャー、わがまま放題を快く許してくれる浅川殿。
そして何よりも我様の生きる意味になった家畜共、神巫達。
ライヴには来てなくても我様を知って少しでも何かしらの感想を持ってくれた人間達。
どんな小さな関わりでも我様にとってはそれがこの世界で生きる支えで、前へと進む理由だった。
神として、何も返せないまま終わってしまうことが本当に申し訳ない。
我様達が規模で負けるバンドはたくさんいても、今世界中にいるどんなバンドよりもファンに愛されたバンドにはなれたと思う。
それは全部愛してくれた神巫達のおかげ。
こんな我様達を好きでいてくれて、選んでくれてありがとう。
こんなに幸せだと思える日が来るなんて想像もしてなかったくらい我様には特別な日になったよ。
さて、我様は明日にでも我様の邪魔をするものと戦ってこなければならない。
その結果、決断しなければ先に進めない事がたくさん出て来る。
だけど我様にとっては歌う事が、それを聴いてくれる人がいる事が全てだから。
どうかそれだけは忘れないで欲しい。
では改めて、昨日来てくれた全ての人間共に感謝を。
君達の行く先にたくさんの幸福が訪れますように