思い出すほど、腹が立ちます。



半年前まで約5年間、名古屋のホテルでウェディングプランナーとして働いてました。


そこは、ブライダルの支配人が、白と言えば黒でも白!という小さな独裁社会でした。

その支配人には呼び集めたお気に入りの二人がいて、ブライダルの支配人の下に「上席主任」「主任」という役職位置で二人を近くに置いていました。

ワタシは、仕事もそつなくこなし、プライベートでも嫌われない程度に3人に可愛がられていました。 嫌われるとそこに居れなくなるのをみんな知っていたからです。



あるときから支配人、上席主任から日常会話に、胸に関する話。

「おっぱいがでかい。」 「パイずりさせてやれ。」・・・




正直気持悪かったけど適当に聞き流していました。


そして、きっかけは忘年会での事。

その日、網タイツを履いていたワタシに、上席主任から    「やぶかせて」

と言われ、断ると、私の足に指をかけ破るべく引っ張ってきました。

本気で怒る私に、彼はニヤニヤ笑うばかり。



そして、もう一つ。仕事中のこと。

私と上席主任の目の前をカップルが歩いて行ったあと、

「あの新婦さん、おっぱいでかくなかった??」

「おれ、乳首のデカイ女が好きなんだよ~」

「お前の乳首はどれぐらい?」

これも、いつもながら適当に話題をはぐらかそうとしてる私にしつこく聞いてきて、最終的には手で


「これくらい?」と乳首の大きさを示してくることに、気持悪く、耐えられなくなり、「やめてください」と

事務所で本気で怒りました。



そして、翌日から、パワハラです。仕事のことでも話しかけても、無視。



そんなとき支配人は他ホテルへ異動になり、お気に入り家族が離れ離れになり、政権交代でみんなが新しく古い勢力が衰退することを期待しました。

しかし上席主任たちは、代わりに来た支配人が来て成績を下げたら、また愛する支配人が名古屋に戻ってこれるであろうと企み、上席主任たちは、自分たちの権力を利用し成績を下げろとプランナーみんなに促し、新しく来た支配人に冷たくあたりました。



まるで子供です。ほんとにここは小学校かって位。 バカな奴らです。




そんな時、別のワタシの後輩のプランナーが上席主任からのセクハラで困ってる話を先輩に相談して、その先輩が新しい支配人に密告しました。

彼女は、上席主任から1分置きに何通もメールを送り、内容はまるでストーカーのようでした。

ワタシの過去の話も、また別のプランナーから聞いたようで、後日ワタシは支配人に呼び出されました。ワタシは、

「今、悩んでることではないし、半年くらい過去の話だから」

と、勇気もないし、怖いし…と話す事を拒みましたが支配人は

「現に今、困ってる人がいるのは確か。彼をこのまま好き勝手やらせたら、また被害者が出るだけだから、本社に報告したい。」

「僕にも、あなたと同じ年の娘がいます。娘が同じ目にあってたら、許せない。」



ワタシ自身、身の危険も考えましたが、親の気持ちも思い、私は洗いざらい話すことにしました。

そして、上席主任の話は総支配人を通過し、本部にまでいきました。



噂が、社内に広まると、瞬く間にみんなの私と、メールぜめに遭ったプランナーが冷めた目で見られていました。



上席主任は主任に降格して、違う地方のホテルへ異動するか、

平社員になって名古屋に残るか

の選択に、名古屋に残る事を選びました。

でも、彼にとっては、古い仲間がたくさんいるところ。



彼は、「あいつらにおとし入れられた」 「この会社はやっても無いことをでっち上げられて、降格させれられる会社だ」

と社内を言い歩いたようでした。


そのせいで、すっかり私たちは犯罪者のような白い目で見られて・・・。


でも私は耐えました。 わかってくれる人だけ信じてくれたらいいと。



会社全体を敵に回した私は、仕事のしにくい日々に告発したことを後悔する日が続きました。

でも、私は網タイツを破られたり、乳首の大きさを聞かれるために就職したんじゃない。 家の母はこの話をした後泣いてワタシに謝りました。何も出来なくてごめんと。その涙が1番辛かった…。
それもあって…
自分は正しいことをしたと信じたいと、思いました。



そして、とうとう支配人の異動が決まり、代わりに独裁の支配人が昇格して名古屋に帰ってきました。

同じ苦労をしたプランナーは、独裁支配人の権力で作為的に退職に追いやられました。

総支配人も新しく変わったため、元上席主任の悪事はうやむやになり、独裁支配人の計らいもありで、平社員からいきなり支配人に昇格し・・・

ワタシもそんな会社に居る意味もなく結婚後退職。




今現在は、大府市内の新しいゲストハウスの結婚式場で、その支配人たち一味は働いているそうです。



正直、自分に戻ってくるのが嫌だから、人の不幸は祈りたくありませんが、そのゲストハウスでのうのうと働いてる奴らが・・・憎いです。 今でも、あいつが違うところで、にやけた顔して仕事してると思うと、すごく腹が立ちます。

きっとあいつは今でもカップルを見るたびに、新婦さんの胸の大きさをいやらしい目で見てると思います。

考えるだけで、気持悪い。



企業内を混乱させてたった一人の人間のセクハラ問題をを告発したことは、悪いことだったんでしょうか?

どうして、精神的に苦労した私たちが肩身と居場所を狭くされないといけなかったんでしょうか。

そこまで勇気を出したならマスコミとかに言えばよかったのかなぁ・・・。



たぶん、この辛かった日々は一生忘れません。

今更どうこうしたいわけじゃないけど、ただ・・・聞いてもらうことで、ワタシの事実を伝えたかった・・・それだけです。