もう5月です。
今年の前半は
いろいろ濃かったもんで
時間が過ぎるのは特に早かった。
夏ももう間近にせまってきましたが
この夏、8月21日にですね
北アメリカで
Total Soler Eclipse
(皆既日食)
が見られるんです。
太陽が月の影に隠れることにより
昼間なのに暗くなるやつです。
まぁ、北米と言いましても
どこからでも見れるわけではなく
下の地図のオレンジの線上に位置する場所でのみ。
素晴らしいことに
ナシュビルがバッチリ
観賞エリアに
入ってるんですよぉぉぉぉぉ
これはもう楽しみ過ぎますぅぅぅ
めっちゃ感動するらしい。(見た人談)
日食観測用のサングラスも買って
もー準備バッチリですが
ただ、ただ
天気だけが心配ですね
というわけで
カリフォルニアに遊びに行く日程を
一週間ずらしました。
以前の記事で告知させて頂いた
きよみさんを囲んでの
オフ会 in Bay Area
の日にちですが
多分8月20日前後にではなく
8月27日(日)の夕刻
場所はサンマテオ
になりました。
興味のある方は
meghyatt@gmail.comまで
さて 今日は
かいぽんのお受験回想記
第3弾です。
アメリカの新学期は8月スタートなので
キンダー(小学校)受験のスケジュールは
9月〜12月 学校見学や体験入学
1月〜2月 入学試験、面接
3月〜4月 合格発表
5月〜7月 入学手続き、入学準備
保護者説明会、制服の購入
入学祝いのパーティや、親睦会イベント
みたいな流れになります。
一番に見学に行った学校は
第二志望だった
私立のハーディングアカデミー。
ナシュビルのダウンタウンにある
閑静な住宅街と緑に囲まれた
立地条件の素晴らしいプライベートスクールです。
9月ぐらいから学校に問い合わせをしたり
入学希望者として学校のサイトに登録したりして
学校見学と体験入学の予約を入れました。
登録費用は100ドルちょっと。
さすが私立だけあって施設が素晴らしい。
キンダーから
一人一台 ipadが与えられていて
各教室も広いし
カフェテリアなんて
普通にバフェかと思うレベルだし
サイエンスのお勉強する部屋とか
室内に池があるってのもすごいけど
泳いでるのなんて
普通に魚とかじゃなくてエイだし
問い合わせメールの返事もすぐ来るし、
こちらの名前と顔をすぐに覚えてくれて
本当にここアメリカ?
っていうぐらい
職員もスタッフも丁寧に礼儀正しく
対応してくれるんです。
子供達も上品で、とても礼儀正しくて
見学に来ている私たちに
いちいち会釈とか挨拶とかしてくれて
教室に見学に訪れると
「私の名前は〇〇です、
今こういう勉強をしています」
ってさっと生徒が立って
説明しに来てくれるんですねー。
多分、日直?みたいな感じで
そういう係が決まっているのかもしれませんが
子供とは思えない
スマートな身のこなしと
爽やかな笑顔。
ウォォォこれが
私立クオリティかぁぁぁ
うちのぽんさんも
こんな上品な子供になってくれたら
素敵だわーって思いましたわー。
お値段も素晴らしいんですけどねー
大体1年で2万2000ドル。
日本円で250万ぐらいです。
たった1年間の学費ですよ?
たっけ
だから見学に来てる他の親御さんとかも
やれ医者だの、弁護士だの、実業家だのって
こっちが恐縮してしまうような
学歴や職業の人ばっかで
まぁ入学したとしてもうちみたいな
フツーのサラリーマン家庭じゃ
肩身が狭いかもねー
何てブーさんと話してたんですが。
ハーディングには去年まで
かいぽんと公文で一緒だったお友達が
去年受かって一足先に入学していたので
彼のママからいろいろ聞いていたのも
すごく参考になりました。
この先輩ママがまた
とても素敵な方でねー
やっぱり志望校に先輩ママの知り合いがいると
何かと為になります
さて気になる試験についてですが
Reading(読み)
Writing(書き)
Math(算数)
Art(美術)
Physical(体育)
の5教科と、保護者面接でした。
テストは1月で
合格発表は2月末。
2017年度は21人の応募枠に、
133人の受験者。
10人に1人か2人
入れるか入れないかってとこです。
正直私立は
お金払えば誰でも入れるんだろう
ぐらいに思っていたので
この競争率にはちょっと焦りました。
第三志望の学校は
地元の公立校であるJack Anderson
自宅からも近いですし
ママ友の子供や
近所のかいぽんの友達なんかも
沢山通ってるし
スクールレーティングも10だし
いい学校ではあるんですよ
なんてったって無料だしね、公立だから。
でも何故
何故に第3希望かというと
大きな問題があったんです.........
それは
Fab Four
これです
Mean Girls という映画を
ご覧になった方ならお分かりと思うんですが
どこの学校にもいますよね
美人だったり、おしゃれだったり
お家がお金持ちだったり
社交的でお友達が沢山いたりする
いわゆるスクールカーストで上位にいるような
女子たちのグループ。
Mean Girls の中では
Fabulous 4
(イケてる4人組?)
と呼ばれているんですけどね。
これがこのJackAnderson は
凄まじいらしいんですよ
いえ、子供たちの間ではなくて
ママ達の間で
PTO(Parent Teacher Organization)
ってのがあるんですけれどね
日本でいうPTAの役員メンバー
みたいなやつです。
アメリカの学校って、特に公立は
保護者が沢山ボランティアで
学校のお手伝いとかしないといけないんですが
このJack のPTOが
地元の保護者の間ではFab Four
と呼ばれて恐れられているというか
なんとも言えない感じ
らしいんです。
例えばですけど
Jack の学区には
Plantation, Fox, Hunt の3つが
良い住宅エリア
って事になってるらしいんですけどね、
その3つの住宅エリアの出身で
しかも白人で
おしゃれなママ的な感じの人で
ボスママやその取り巻き達に
気に入って貰えないと
PTOの中心メンバーには
入れてもらえない
とかいう暗黙ルールまで存在するんだとか。
まさにMean Girls の世界ですよ?
だからFab 4 なんて
あだ名つけられてるんですけどね
でもね、
すっごく分かるのーーーー
だって
そのFab Four のうちの
一人のメンバーがさー
なんとうちのすぐ近所の
いけ好かないあの女なのよーーーー
ヤツならやりかねない感じ。
金髪の美人さんだけど
めっちゃSnobbyなの。
(以下Snobbyさんで)
でそのSnobbyさんが
どうもJack のPTOの
主のごとく
めちゃめちゃ派閥をきかせているらしい
という最悪な情報を
ママ友から聞いていたので
あーもー絶対
Jack は勘弁ーーーーー
彼女とは関わりたくなイィィィィッィ
って思ってましてね
2月に一度、学校見学に行った時も
やっぱりSnobbyさんいました。
PTOの中心人物ですからね。
ボランティアしまくりですよね、もちろん。
で、まぁ分かってはいたけれど
やっぱりガン無視されました。
んで私も負けずに
ガン無視しましたけど
何としてもかいぽんを
第一志望か第二志望の学校に
受からせなくては
と心底思いましたわ、この時。
当たり前ですが、JackAndersonは
普通のパブリックスクールですので
受験は無しで入れますので
ここは特に準備の必要は無し。
さていよいよ本命校についてです
第一志望は、州内で一番
学力(Average Standard Score)の高い学校
MHマグネットスクールです。
うちから車で15分と近い上
パブリックなので学費もほぼ無料
学校見学は10月と11月の2回行きました。
1回目に気がつかなかった事や情報を
2回目で聞ける時もあるので。
やはり州内一の学力スコアを
維持しているだけあって
とにかく学力を高める事に
非常にフォーカスしている学校
と言う印象が強かったです。
生徒たちは真面目でもの静か。
私立みたいな優雅さはないものの
親御さんの目が隅々まで行き届いてるな
と感じさせる子供たちばかりでした。
MH校の生徒は奨学金を沢山もらうので
有名なんです。
毎年60人の卒業生のほぼ全員が
なんらかの奨学金をもらうのだとか。
ちなみに去年の奨学金の総額は9ミリオン。
同学区の普通の公立高校は
500人の卒業生の
奨学金総額で7ミリオンですから
いかにMH校の奨学金獲得率が高いかが分かります。
これはもう
何としてでも
ここに入って欲しいですよ
親としては
アメリカの学費って
めちゃめちゃ高いですからね
しかし大問題が......
みんな考える事は同じなんですよね
だからこのMH校
競争率がめちゃめちゃ高いんです。
40名の募集枠に
受験者数が毎年500人以上。
試験はReading、Writing、 Mathの3科目。
First Grade 程度の内容のもの。
そこから60名の合格者を選出。
合格者の中から
すでに兄弟が入学している者は
くじ引きを免れることができますが
そうでない者は、なんと
くじ引き
によって間引かれ、
最終的な合格者は20名ちょいです。
これはハードルが高過ぎる.......
次記事に続きます......