「ひらめき型」の経営者がいる。

良くも悪くも「実行力」「突破力」のある経営者である。

センスや感覚が、ユニークかつ独特であるから、

成功を収めている

企業の経営者のほとんどがこのタイプ。


けれど、企業は「生存」し続けることが大命題。

企業の生存率、30年で99.8パーセントが消えるということは

その30年という期間を考えれば

創業者やその「ひらめき型」経営者がいなくなることで

命を同時に終えていくと言って過言ではない。


たとえば100年先まで事業を継続させようとするような

「事業の継続性」を考えるならば

データの検証などで、様々なことを十分にモニタリングし

市場や自社を捉える人間やチームが必要である。


けれど、よくも悪くも

「ラッキー」を得る幸福な「ひらめき型」経営者は、

そのタイプでない。


この最近、NO2.3には「参謀」という言葉をよく話す。

ひらめき型は、ひらめきを通すために

「イエスマン製造機」になっているケースが多く

僕の私の分身として、仕事をすることが多い。

つまり、「ひらめき型」がシステム化をしないでいて

老化とともに消えていく・・・・


それはなぜか、

50年持たない企業を知らべていると

経営者の周りに、「参謀」がいなかった、

つまり「経営するチーム」が皆無か機能していなかった

というケースがほとんどだという。


そりゃ、そうだ。

ひとりのひらめきが、どれだけの経済効果の継続性となる

のだろうと思えば、なかなか難しいと推察する。


大前研一氏は

「参謀は3年先を読み、3年後の成功をみなに約束する力

を持たなければならない」(企業参謀ノート)

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と言っている。


だから「参謀」は、「経営をするための情報を持つチーム」

または「人」として誰より勉強し、誰より社内を冷静に見ていく

必要がある。

問題の本質を、ながされることなく見抜くことと

何があっても運ぶ力を身に着けて

一時経営者に疎まれたとしても

本質的な「参謀道」を、求めてほしい。


そのためにデーター監視、分析。

「経営するチーム」(参謀)が必要だとこのごろつくづく思う。