夏休みの自由研究に、

「松代大本営」

選んだムスメ。


この夏は松代に通いました!!

暑かった!

そして地下壕は寒かった(温度は15度前後)!



「象山地下壕」近くにある、

「れきみちの家」に、

大本営を信州に作ることにし、その場所を決定するために県内を下見しておられた3人の軍人さんのうちのお一人、岩田正明さんからの

長野俊英高校の郷土研究班顧問の先生に宛てられた

手紙のコピーが展示されていました。


岩田さんは

どんな思いでこの手紙を書かれたのだろうか


と 考えると、涙が出そうです。












拝啓 

厳寒の折柄 教育にご精励の趣 邦家のため 喜ばしい次第に存じます。

さて、松代大本営に関して 貴校の生徒諸君が大いに関心を持たれている由承り、感激を新たにする次第であります。

唯、憂慮するのは、大東亜戦争を是認するか否認するかによって、松代の遺跡顕彰の在り方が左右される点であります。

私は、大東亜戦争は、白色人種から奴隷として蔑視されていた有色人種が解放されたという、人類史上最大の功績を果した戦争と評価していますが、残念ながら東京軍事裁判によって日本は侵略者なりと断罪されて今日に至って居る始末です。

アフリカの南端に今もなお残っているアパルトヘイト、この人種差別政策こそは、百年前の世界の姿であります。

日本が明治維新以来、昭和終戦に至る百年間、戦い続けた努力の結果が 現在の世界であります。

若し日本がこの百年戦争を戦うことなかりせば、世界は永久に白人に支配され、世界が今でもアパルトヘイトに泣かされていることでしょう。

従って、私は 松代大本営の遺跡は、人種解放の顕彰碑 そして世界平和の原点と考えたいのであります。

取敢えず 以上だけ申し上げて、参考資料をお読みください。

 なお、新宿駅では、改札口を間違えないことが大切です。西口改札口を必らず出てください。そうすれば、西口駐在所はすぐわかります。その横に花屋があります。そこで一月廿一日(木)午后三時に待ち合わせましょう。私は一米六〇の小柄で帽子をかぶつています。

では お目にかかるのを楽しみに。                 敬具

一月廿八日

                               岩田正孝

土屋光男様