昨晩、りんご(娘の名)がうつむき加減で言った。
「あした、総合学習発表会…来なくていいよ。別に」
「え、あしたー!?…行くよ。仕事やすみだし、行かない理由ないもん」
りんご、パッと顔を上げ、
「破れジーンズとか、はいて来ないでよぉっ!」
「はいていかないよー。この冬のバーゲンで破れてないジーパン、いっぱい買ったもん!」
「…いっぱい買わないでよっ!」(うつむき加減、横目にらみ)

りんご(娘の名)の学校行事、或いはお迎えのとき、
「なんで、こんな服きてきたのっ!?へんな服うー!」
と、さけばれたことは、実は何度もある。
「なんでこんな服きてきたのって、おまえは……彼氏かっ!」
と返しても、お子ちゃまであるりんごは笑わない。
ダメ母は”ヒステリックグラマー”のファンだったのである。
”ヒステリック”着て、参観日に来る母親というのも、そう多くはいないであろう。
わが街の”ヒステリック”は、おととしの秋、残念なことに閉店してしまった。わたしは、押入れの中にかなりの量のヒステリック在庫を貯えていたので、そう落胆はしなかったが、年月を経てみると、学習発表会に着ていけるようなフレッシュなものは、ない…
この冬のバーゲンは例年になく割引率が高かった。ダメ母は、某アメリカンブランドのブーツカットジーンズを型番違いで5本買うという暴挙に出た。
が、ひさしぶりに買ったジーンズは、以前にもまして股上が短くなっていて、ベルトの長さが足りない!
必要は発明の母…
りんご(娘の名)が小さなとき締めていたベルトと、マイちゃんが子犬のときはめていたベルトを繋げて締めると、ちょうどよかったです。

ダメ母、りんマイベルトを腰に締めて学校到着。発表会が、5・6校時でよかった。
発表は、学年、テーマごとに分かれておこなわれました。
りんご(娘の名)は、高学年サイエンスコース。参観している親は、わたし1人でした。
移動のとき、のんちゃんのおかあさんに会ったら、
「高学年スポーツコース、参観してるのわたしだけだった。低学年はいっぱい来てるのに」
学年が上がるにつれて、参観日に来るおかあさん少なくなると聞いてましたが、今日は内容が「総合学習」だけに更に少ない。この科目、親に人気ないもんなー。算数や国語の参観のときは、もうちょっとおかあさん来ています。

総合学習は、評価がつけられない。ていうか、つけにくいものです。
でも、それぞれの子供が、それぞれの”好き”に取り組んでいるのを見るのは、楽しいものです。そういう時間を学校で持てる今の小学生はいいなーと思っていたのだけど、どうやら削減されてしまいそうですね…

さて、りんご(娘の名)の発表は…テーマは”小動物の病気としつけ”です!
が、内容は、ラサ・アプソとワイマラナーの犬種説明だけだったんですけどぉ…
りんごよ、おまえ週4時間×ほぼ1年間なにしてたんだーっ

総合学習、削減されても、なにも言えんなっ!