夫が、郊外にあるメガ・ホームセンターにりんご(娘の名)とわたしを連れて行ってくれた。
 
職場の休憩室で、ペット売り場のひとにきいたのである。
「実は、わたし自分の店では、えさは買ってないよ」
「ど、どこで買ってるんですか?」
「××ジョイ」

やって来た××ジョイは、ほんとうに広かった。
ペットコーナーだけでも、マンション建てられるんじゃないかと思われる。

で、大型のサークルにワラビー(小型カンガルー)入れて、売っていました。
49800円。

夫は
「こ、こんなん売ってええん?」
「い、いかんやろう…」
と、わたしはつい答えましたが、なんかあまり悲壮感はない…
その広さ、びっくりするくらい高い天井…
ワラビーが、ぴょんぴょん跳んでても不自然じゃないんですね。
サークルには、”お散歩大好きワラビー”と、宣伝文が貼られていました。

…………

”お散歩大好きワラビー”につかまってしまったのが、わが娘のりんご…
もう、頭の中はワラビーとお散歩する自分の画像でいっぱい。

「飼いたい。お散歩行きたい…」
「無理!」

小学校で飼育委員会副委員長を務めるりんごは、学校で飼育する案にただちに変更。
最近、委員会では、新しい動物を購入するかどうかが、話し合われているという。
イグアナの購入を提案して、却下されたばかりのりんご(娘の名)。
つぎの会議までに”ワラビー・スーパーブック”を作って、ワラビー購入をみんなに賛成してもらうのだそうです。

こんな娘を育ててしまったのは…わたしだ…