花にだって人間にだって闇はある


とても色鮮やかな花も、地面の下には根が張っていますね。

闇の部分、隠された部分、見えない部分と表現するならば、それは人間にもあるものです。

自分の闇をないものとしたり、否定したり、責めてしまうこともあるでしょうか。

ですが実は、心理学的には自分を守ってくれるものでもあるんですよ。

生きていくために必要なものなんですね。


例えば嫉妬


嫉妬と聞くと、どんな気持ちが湧き上がるでしょうか。

隠したくなる嫌な感情でしょうか。

嫉妬心ってどうしても醜い感情だと捉えがちです。

私もそう思っていましたし、嫉妬心を露わにしている人を見ると嫌な気持ちになることもあります。


ですが人間ですから、嫉妬心を全く感じたことがない人なんていないですよね。

恋愛、仕事、友達や兄弟姉妹などなど。

いろんな場面で人と比べてしまうものだし比べるなというのもなかなか難しい事だと思います。

カラクリを知るのもひとつ


なぜ嫉妬心が芽生えるかというと、劣等感を煽られるからだと言われています。

そして、敵わない相手に嫉妬することはないそうですよ。

自分と同じか、もしくは下に見ていた人が、なにか自分より秀でていた場合に嫉妬するんですね。


そういうカラクリがわかっていると、嫉妬された時の対処もできるようになります。

自分に嫉妬心が湧いた時の行動にも責任が持てるようになるでしょう。

花を咲かせられる人は、嫉妬という感情をみつめることができる人。

花を咲かせられない人は、嫉妬心から人を蹴落としたり、嫌味を言ったり、影で悪口を言ったり、自分を蔑んだり、いじけたりする人。

そんなふうに例えられるかもしれません。


感情のカラクリを知ること。

そしてそれにどう向き合うのかが問われますね。

自分の心とは素直に向き合っていきたいものですが、闇を扱うのに慣れていないなら、お手伝いさせてくださいね。