第96回天皇杯全日本サッカー選手権大会 3回戦
川崎 4-1 千葉

【得点者】
[川崎]
20分 森本 貴幸
105分 車屋 紳太郎
108分 大久保 嘉人
115分 大久保 嘉人

[千葉]
51分 船山 貴之

【川崎フロンターレ】2016年9月22日 延長後半アディショナルタイム


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船山さんの等々力初ゴールはお礼参りでした。

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あの日以来の、等々力での千葉戦。

千葉は千葉であの日に対する感情は当然あるでしょう。

川崎は川崎でまた別の意味で記憶に残る日でした。

多くは申し上げませんが、また等々力やフクアリで対戦できる日を楽しみにしています。


追伸
こちらがあの日と同じユニフォームだったのは、ただの偶然です(笑)

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熊谷で起きたピッチ外のゴタゴタに関しては、正直「バカだねぇ」って感想しか無い訳ですが。事実関係がいまいち分からんってのがあるだけに、早く事実を教えてよと思い続けて早1週間。どうなってるの?

現地でゴタゴタがあったからああいう報道が出てしまったんでね。さっさといろんなものを出せばいいのに、団体が早めに関係者の処分を出してしまえば情状酌量の余地もあったかもしれないのに(無い気がするけど)、ここまで引っ張った上にクラブに一任したら厳しくせざるを得ないと思うんだけどな。

ちなみに私はあのゴタゴタが起きる直前までそこにいました。フロンターレの選手バスが出るのを見送って、大宮の選手バスが出て来る前に現場を離れました。その時点では騒がれている人たちは居なかったと記憶しています。大宮のサポーターもいたけど、別に罵詈雑言を撒き散らすような人は居なかったし。何がどうしてああなったのか、本当に事実を知りたい。

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そんな訳で天皇杯は応援の中心団体が活動自粛のため、ゴール裏でトラメガを持っている乾坤一旗さんがコールリードをしていました。普段はサポート側なのでところどころ不慣れな場面も見受けられましたが、でも突然のことにもきちんと対処してやり遂げたのは流石だと思いました。

少しテンポの速いチャントも懐かしい感じで。10年くらい前のコールリーダー西野・太鼓野崎体制の時はあれくらいの速さでやっていました。その方が歌いやすいのよね。ゆっくりだと音がどんどん低くなってしまうし、ダレる。

2007年8月11日 千葉vs川崎


ここまで引っ張って処分が発表されないのでは明日のマリノス戦も乾坤さんのリードかな?もうしばらくそれでもいいと思うけど。

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試合後、武蔵中原駅の近くで見知らぬ老夫婦から声を掛けられました。

「今日は勝った?」

あまりに突然のことで驚いてしまい、超元気良く「勝ちました!」と答えてしまった私(笑)。老夫婦は「おお、それは良かった」と言って擦れ違って行きました。

おそらくあのご夫婦は、今日が何の大会で対戦相手はどこだったかとかはご存じなかったと思われるんですよね。ただ、正面からユニフォームを着た人が何人も来たから試合があったんだろうと想像し、気になって聞いてくれたのではないかと思っています。

地域に根を張り地域で生きるのがプロスポーツクラブだけど、そこの地域の人全員が何から何まで知っている訳ではありません。もちろん大雑把に○○選手が所属しているとかは知られているかもしれません。でも、じゃあ今何位であとどれだけ勝ったら優勝で次の試合は何の大会でどこのチームと何時からとか、なんてことまではなかなか分からないですって。

でも、それで良いと思うんです。

プロスポーツを応援するって、そんなに敷居の高いものではないです。私も初めて等々力に行った時は選手のことをほとんど知りませんでした。代表に常時呼ばれるような選手もいなかったですし。ジュニーニョや中村憲剛すら知らず。ニワカもニワカ。超ニワカ。

それでも楽しかったんですよね。あの時はフロンターレ自体がJ1に復帰して2年目で、クラブもサポーターも怖いもの知らずのイケイケ状態。やること成すこと全部ジャイアントキリング。みんなでフロンターレと言うクラブを作って行こうっていう時期でした。そういう雰囲気だったからのめり込んで行って今があるんです。

だからこそ「これから深く知ってくれるであろう人たち」を遠ざけてしまうような行為は絶対にするべきではないと考えています。温いと言われようが緩いと言われようが構わない。嫌われたり、もっと言ってしまうと地域からそっぽを向かれるようなことだけはして欲しくないと切に願います。