第96回天皇杯全日本サッカー選手権大会 決勝
鹿島 2-1 川崎

 

【得点者】
[川崎]

54分 小林 悠 

 

[鹿島]

42分 山本 脩斗
94分 ファブリシオ

 

【川崎フロンターレ】2017年1月1日 川崎1点目(小林悠)時の雰囲気

 

-----

 

延長後半アディショナルタイムや表彰式、それに続く選手たちの挨拶でカメラを回してる時は異様に冷静でした。録画停止ボタンを押した瞬間から、いろいろなものが こみ上げて来て椅子に座り込んだまましばらく動けませんでした。

 

"決勝戦"という舞台に立つこと自体が2009年ナビスコカップ決勝戦以来でした。当時から所属している選手は中村憲剛、井川祐輔、田坂祐介、登里享平、安藤駿介(敬称略)の5人かな。ノボリとアンちゃんがルーキーだった年になります。

 

この年限りで関塚監督が退任しフロンターレの転換点になった年でもありました。

 

久々に戦った決勝戦の結果は、またも涙にくれる悔しい結果になりました。準決勝までで敗退しても悔しいことには変わりないんだけど、決勝戦で負けると喪失感が半端ないんですよね…という過去2回の経験を思い出してしまいました。

 

失点は結局コーナーキックからの2つ。川崎が押していた時間も長かったですし、もう少しなんとかなったんではないかという気持ちも少なからずあります。ただ、これまでのフロンターレとしての課題がもろに出た決定機の失い方であり、失点の仕方であり、それを覆せなかったのが現時点での実力です。

 

2009年同様、今シーズン限りで監督が退任となります。チームとして底を見た、チームがバラバラになりかけた時期を監督交代という劇薬でなんとか乗り越えてここまで戻って来ることが出来ました。風間さんには本当に感謝しかありません。来年、鬼木達コーチが監督に昇格し、どういうサッカーになるのかは分かりません。ACLもあるし去年みたいにたくさんは勝てないでしょう。

 

-----

 

風間さんが監督に就任した初日の練習(2012年4月24日)から昨日の天皇杯決勝戦までで1,713日。なかなか勝てなくて大変だった時期もありました。謂れのない誹謗中傷も受けたりして本当に大変だったと思います。でも気が付けば、この4年半で監督が作り上げてくれたチームはフロンターレ史上でも最高なものになりました。

 

しかし、その"最高"をどこかでまた更新しなければなりません。

 

昨年暮れ、元所属で現在は奈良クラブの選手である岡山一成さん主催の飲み会(本当に飲み会)に行った時、岡山選手は集まったフロンターレサポーターに向けてこうお願いしています。

 

「来年(2017年)は僕の大好きなオニさんが監督になる。1年目で大変だと思うけど、みんなで支えて欲しい」

 

-----

 

天皇杯決勝戦は武蔵小杉駅前の広場「こすぎコアパーク」でパブリックビューイングが行われました。屋外で寒かったでしょう。それなのに。

マスコットはいたけど選手は一人も来ない、屋外のPVに1,200人以上の人が集まったそうです。あの場所に1,200人も入れるのかよ、そして1,200人も集まったのかよっていう純粋な驚き。

コアパークのPVでは武蔵小杉、そして新丸子の商店街の皆さんの協力がとても大きかったようです。特にイトーヨーカドー武蔵小杉駅前店の皆さん、西川店長、ありがとうございます。小林選手の残留宣言があってからのフットワークの軽さには驚かされました。今年もイトーヨーカドー武蔵小杉駅前店でいっぱい買い物をします。

 

-----

 

去年の新潟遠征時に買って、タイトルが取れた時に飲もうと思っていた「無冠帝」。チャンスはたくさんあったけど結局届かなかった無念を飲み込むために、今日開けました。

 

-----

 

さあ、オフは短いですけどチームもサポーターもしっかり休んで、再起動です。