ライブ帰り、
荷物が多いのでエレベーターに乗ったら
お年を召したご婦人が僕をジーッと見ながら
聞き取れないくらいの声で何かを言った。
確かに今日は黒尽くめだし、不思議な薬で💊子供の体にされそうな雰囲気はあるけど。。。
言葉は聞き取れなかった。
でも、きっと不思議な人とエレベーターという密室で二人きりになったのが怖かったんだと思った。
エレベーターを降りて、しばらく歩くと次のエレベーターがあった。
僕はそれに乗りたかった。
目の前には、そのご婦人が居た。
やはり、同じエレベーターに乗り込むことになった。
先ほどと同じように僕を見ながら、
今度は聞き取れる大きな声で、僕に話し掛けた
「アナタ、凄くお洒落ね!服もアクセサリーもバッグもとっても素敵!」
!!!!
予想外過ぎる。。。
そして続けるのです
「今はもうお婆ちゃんになったけど、昔はお洒落だったのよ。」
「ちょっと聞いてよ。ほら、履いてるパンツも何十年前に流行った形だけど、今また流行ってるでしょ?」
「音楽関係の方?いいわね。その長い髪もずっと伸ばしていてね。素敵だから。」
もう、本当に嬉しかったし
"きっと僕が嫌なんだろう"って決め付けていた自分が恥ずかしかった。
とっても、とっても素敵な気持ちになれた。
ついさっきの出来事。
忘れないうちに文字にしたかった。