五月雨に消えた
word&music MiMi
吐き出す皮肉に混ぜた僅かばかりの慰めの言葉
すれ違いざまの視線の様に意味はない
想いを巡らせても 触れて消えるシャボン玉
儚さに永遠を願ってしまうの
相反するから愛してしまうのでしょう
もう何度も何度も唱えた言葉と
吐き出せない毎日を飲み込むの
憧れよ 幼さよ 眩しくて刺さるの
流していた涙は 五月雨に濡れて消えた
飲み込む孤独に混ぜた 僅かばかりのアルコールさえも
醒めてしまえば 余計に寂しくなるの
想いを書き留めても 砕け散ったガラス玉
透明が永遠を透かしてしまうの
濁っていくから明日が見えないでしょう
もう何度も何度も唱えた言葉と
吐き出せない毎日を飲み込むの
憧れよ 幼さよ 眩しくて刺さるの
流していた涙は 五月雨に濡れて消えた
路面を叩く雨 全てを流してよ
頬が腫れるくらいに強く
雨音が歌も掻き消して
つま先から少しずつ奪うように何もかも冷やして
甘い夢も現実も全て奪っていく
もう何度も何度も唱えた言葉と
吐き出せない毎日を飲み込むの
憧れよ 幼さよ 眩しくて刺さるの
流していた涙は 五月雨に濡れて消えた
迷って 立ち止まった 道の途中
強がってみてもどこにも戻れない
慰めを 疑って 誰も赦せない
最後の温もりは 五月雨に消えた