ブログを放置してから
せめてリュウのことだけは書かなければと
何度も思ったのですが・・
ずっと気にかけていてくださった方もいるのに
何もご報告せず、申し訳ありませんでした。
昨夏ブログを書かなくなった頃
8月の20日あたりを最後に
リュウは行方不明になりました。
最後にリュウに会ったのが昨年8月15日。
その頃、もうほとんど
耳も聞こえず、目も見えていないようで
まっすぐ歩くこともできていませんでした。
リュウを気にかけて
ここへ通っていたみんなが
そろそろ覚悟しておかなければ・・と
そう思っていた頃です。
姿が見えなくなってからも
しばらく週末は山へ出かけました。
もしかしたら、ひょっこりリュウが戻ってきて
いつもの小屋で寝てるんじゃないかと
そんな期待をしながら、何週も通いました。
それに、リュウの小屋には
かわいい同居ネコ達がいて
残されたコたちの様子も気がかりだったし。
地元の方や、他のお世話にきてた方に
いろんな情報を聞きました。
縁の下、近くの山の中・・
考えられるところは全部捜したけれど
見つからなかったそうです。
推測ですが、
リュウがちゃんと歩けなくなった頃に
小屋の前の小さな用水に何度か落ちているのを
助けた方がいて
恐らく最後は用水に落ちて流されてしまったのではないかと。
山で暮らして山に還る
リュウにふさわしい最後だったのかもしれません。
とはいえ、
やっぱり
最後に一目会いたかった。
ちゃんとお別れを言いたかったです。
ある日突然、ご主人が亡くなって一人ぼっちになり
それでも、この山を絶対離れず
他の動物たちと一緒に1年半暮らしました。
人懐っこくて、
本当に心優しい賢いコでした。
リュウのおかげで
ここでいろんな方と出会い
たくさんの思い出ができました。
感謝の気持ちでいっぱいです。
多くの人がリュウのもとを訪れていたけど
それでもやっぱり
ご主人を失って一人ぼっちは
どんなに寂しかっただろうと思います。
どうかリュウが
大好きだったご主人にちゃんと会えていますように。
その後、
残されたネコたちのこともあって
継続して山に通っていましたが
12月の下旬、
里山が雪深くなる前に
猫たちはみんな保護活動をされてる方に
引き取られていきました。
今では
あの里山に行く必要がなくなってしまい
もう長いこと行ってません。
たまに近くのお蕎麦屋さんまで行くのですが
その度に、胸の奥がきゅんっとなって
切ない気持ちになります。
リュウと一緒に大杉にお参りした事、雪道を散歩した事、
私は一生忘れません。