千年天国に一番近い音楽について E.P. | ユナイト 椎名未緒 オフィシャルブログ 「千年 E.P.」 Powered by Ameba

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天国に一番近い音楽 発売決定しました!

ちょっとこちらについてお話しておきます

大前提として、このCDはお店に並びません

全国どこのお店に行ってもお店では購入出来ません

(※9月25日のみ大阪ライカさんでイベント終了時までは購入出来ます)

なんでお店で購入出来ないんすか?って所だけど

CDを販売するのにザックリ説明すると3パターンあります

①お店に並べずに自主的に販売する方法

②専門店等、一部のお店にのみ置いてもらう方法

③全国のCDショップやオンラインショップに置いてもらう方法

今までのユナイトのCDで言うならほとんどが③で

専門店のみで販売した三部作シングルやU -s m e h-、ミドルノートのCDは②で

渋公のみで販売したRe:niverが①

販売の規模感で違いが分かると思う

その他に何が違うのか?っていうと単純に販売コストで

売り手から買い手までどの位中間コストがかかってるかの違い

①は売り手→買い手

②は売り手→販売店→買い手

③は売り手→流通業者→販売店→買い手

間に何かが入っていればいるだけコストはかかって

①と③では売り上げは約半分にまで減る

なのでその分インストアイベントを乱発して

その穴埋めというか売り上げ補填をせざるを得ないのが現状

ただ間に入っているメリットも当然あって

"売らなくてはいけない"という共通の目的が生まれるので

流通業者だったり販売店も宣伝をしたりしてくれる

なので音楽を、CDを出すのであれば③で当たり前 というのが音楽業界の認識

①や②はインディーズバンド等が細々とする事だっていうのがいわば普通の考えなんだけど

時代の流れもあってCD自体が年々売れなくなってきている

俺の認識だと、ちょっと気になる曲がある とか

音楽は趣味って程じゃないけど気に入った曲があれば聴きたい って位の人は

もうわざわざCDショップに行ってCDを買うって事自体が億劫なんじゃないかって思う

スマホ一つで素人には劣化が分からない程度の音質の音源が手に入るなら

もうライト層がCDを買いに足を使う理由がない

そう考えると一昔前とはCDの在り方自体が変わって

ファンが集めるコアアイテム化してるのが実態なのかなと

じゃあ何故③の方法で今でもCDを出し続け

目減りした売り上げを補う形でイベントを乱発するんだろう?って疑問が湧いてきて

去年一年位は色々と考えを廻らせ五周年以降は既成概念を取っ払って

色々な方法を試してみようって思い

まずはデジタルリリースをしたのが先の三部作

デジリのメリット、デメリットも肌で感じて

デジリの良さが分かった反面、CDが在る必要性も感じた

なので次の一手として、よりコアアイテム化したCDをリリースしてみようと思い

流通に通さず、お店にも卸さないCDの販売に至りました

今までの様に③の販売方法でCD1パターンでイベントを東京と大阪で1回ずつやる程度では

CDの制作費はほとんど回収出来なかったけれど

①の方法なら単純に今までの半分の売り上げだったとしても成立するので

インスト乱発でお客さんに無理をさせる事もない という算段

その分売り上げ枚数も減るので、今までの様に複数購入で売り上げを水増しして

ランキングチャートの上位を得る事は難しいと思うけど

ランキングで上位を得る為に聴かれる事もないCDを大量に生み出すよりも

建設的でお客さんにも優しいんじゃないかなって想像をしています

まぁユナイトがCDを出すだけで何万もCDが売れるようになったら

①の方法ではとても手が回らないんだけど

現状の規模感なら①でも十分手が回るのでこういう方法もアリかな と



ここまではCDの在り方を考えた話なんですが

これまた時代柄、イベントを重視する声が多いのも確かで

天一ツアーで感じたのはライブとインストは別物なんだなって事

インストが無ければライブに客足が集まると思ってたんだけど

ライブにしか行かない人、ライブにもインストにも行く人

その他に、インストにしか行かない人 っていうのも今の時代にはいて

今の時代のインストは一昔前の"リリースの特典"ではなくて

もうそれそのものが一つの重要な要素なんだってのがよく分かった

なのであくまで売り上げの手段として取られた方法だったはずのインストが

お客さんの中でもっと崇高なものに昇華したんだなって

だとしたらインストをやらない事は需用に対する供給不足になるので

CDの事を真剣に考えるのと同じように

イベントの在り方の事も真剣に考えなきゃなって思ったのが割と最近の事です

まだまだ全然可能性や方法等を考えきれてないんだけど

もはやCDがイベント参加券みたいになってるなら

もういっそ参加券を売ればいいんじゃないの?とかは思った

もちろんCDを買っても参加出来るんだけど

何枚もCDが必要ないのに何回も参加したいからCDを何枚も買わなきゃいけないって

どうなんだろうなー健康的ではないなーって

けどCDを無くしたらただの握手会だ撮影会になって

バンドのする事じゃない とか、アイドルかよ とか

頭の固い人は論点をすり替えて言うと思うんだけど

間にCDがあるかないかだけで問題はそこじゃない

だとしたら今だってやってる事は同じだと思うんだよね

バンドでありながら握手会だって撮影会だってチェキだって売ってる

現にそういう部分に生かされているいると言っても過言じゃないので

そこに腹を括ってるなら考えなきゃいけないのってそういう事じゃなくて

いかにCDの価値を維持しつつイベントを確立させるかだと思う

ユナイトが終わらない為、続けていく為には

今まで"そういうものだ"って思ってやってきた事の中に無数にある疑問点に

根気よくぶつかっていく事かなって今は思ってる

まぁこういった奇天烈な発想は実装に至るまでに色々な障壁があるので

仮に今俺がこんな事を思っていても出来るかどうかってのは別の話なんだけど

色々な方法の二歩目として今回のCDはライブ会場と通販のみの販売にしました

宣伝力は確かに弱いけど、今までと変わらずCDを手にする事は簡単に出来るので

そのあたりは心配いらないと思う

ただ一つ注意点を挙げるとしたら

今回は追加生産をしないので完売した際はもう手に入らないものになります

買い忘れとかで気付いたらもうなかったって可能性も0ではないので

確実に手に入れたい場合は発売前に通販で予約か

イベントの際に入手するのが確実だと思います

一応多少の余裕は持ってるけど

数ヶ月後にもあるかどうかは微妙なラインです

そういう訳でもちろんイベントでも用意数に上限があるので

万が一CDが無くなったらイベントもその時点で受付は終了になります

ちなみに通販の方はある一定の期間内に注文してもらえたら

発売日に届くようになっています

もちろん天候や状況によっても変わるとは思いますが…

そんな訳で販売方法は今までと多少異なりますが

皆にはそうストレスなくCDが手に入るように考えたので

そのあたりは安心して楽しみにしててね!



内容に関してはもう既にデジタルリリースした三曲+αですが

デジリでは歌詞を付ける事がどうしても出来なかったので

やはりその点においてはCDの重要性を感じました

あと根強い需用があるoff voバージョンも

天一の代名詞のSEも

なによりCDというパッケージになって手元に残るっていうのは

CD世代としてはなにより嬉しいです/笑

久しぶりのリリースイベントも楽しみにしてる!

あと一ヶ月弱楽しみにお待ちを!