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「横顔」から20年とその後

20年目シリーズの最終回、今回は2004年に発売されたアルバム「横顔」についての談話です。 


私:自分はこの間『横顔から20年目』の記事を書いたんですが、あなたはこのアルバムにどんな思い入れがありますか?


dio-come-ti-amo:拝見しました。

結果的にかなり似た意見だと感じました。

良いところも悪いところも。


私:具体的には?


d:「パッシングライト」と「メイク」は最初に聴いた時から気に入りました。

前者はアルバムの1曲目に相応しいか否かはともかく、緊張感のあるメロディと演奏で、シングルにするならこれでしょう!

「メイク」はファンキーなリズムが魅力的です。

2箇所ギター・ソロがあり、その導入部分にベース・ソロを用意してあるのがニクい。


私:悪いと想う部分は?


d:アルバム全体としては心に残るところがない…ということです。

2曲のバラード「灯台」や「答えの扉」は良いメロディを持っていても、編曲に何のヒネリもなく、『どうして?』と。

それは大なり小なり他の曲にもあてはまります。


私:歌詞も…。


d:そうですね。

「Oh Yeah」のメロディも音作りにも共感するところ大ですが、歌詞の世界観というより表現方法はどうにも受け入れられません。

難しい話です。


共通した歌に、ビーチ・ボーイズの「素敵じゃないか」があり、一聴してそれと比較してしまいました。

で、余計に拒否感が強まった感があります。


しかしこれは私が間違っています。

比べてはいけません。

優劣は不可抗力ですよ(苦笑)

ポール・スタンレーの言葉を借りれば、『人生の重要な場面での繋がりがない』から、「素敵じゃないか」に叶わないのでしょう。


あと、本作が発表された年のツアー『55WAY』でしかどの作品も披露されていないのが、聴き手に印象が残らない、曲が熟成しない原因になっているのでは?


私:確かに、自分も「横顔」からの曲は2004年ぐらいしか聴いてないと思います。

あ、2013年に「ロックンロールドラッグ」は聴きました!

そもそも、このアルバムからの曲ってライブでは全くやらないですよね?

一時期よく演っていた「Oh Yeah」も最近は音沙汰なしです。


僕も2005年以降は、しばらくの間全く永ちゃんのライブに参戦しなくなりました。

理由については、先に更新した記事でも少し触れてますが、父親がファンを卒業したことや、僕自身が永ちゃんよりも浜田省吾や尾崎豊にのめり込んだりしたのも要因です。


d:お父様が永ちゃんファンを卒業されたのは生活の変化もあるのでしょうね…。


私:これに関しては、僕もよくわからないのですが、父親曰く「MARIA」以降の作品はあまり好みではなく、その辺りからあまり聴くのをやめてます。

ただ、ライブは2002年までは参戦してました!

また、近年もちょくちょく一緒にライブに行ったりしてます。


d:尾崎豊さんや浜田省吾さんの楽曲は知りませんが、学生時代から周囲に好きな人はたくさんいました。

だから、コウジさんがどこに惹かれたのか、大体の想像は付きます。

すなわち歌詞の世界がどの曲にも、どのアルバムにも備わっており、そこが矢沢さんにはない側面ですよね?

永ちゃんの場合、聴く方も歌詞は割り切りが必要かもしれません。


私:彼等の作品は、確かに永ちゃんと違う世界観、特に歌詞に関しては本当に永ちゃんと違う世界観を持ってますが、そこは割り切ってというよりは、歌詞よりも先にメロディに耳がいくタイプなので、正直歌詞を意識して聴くっていうのはあまり無いです。

まずはメロディ重視です。

だからといって歌詞をないがしろにしてる訳でもないです。


d:お話をコンサートに戻すと、私が何故“横顔ツアー”の『55WAY』に2回も参加したかと申しますと、同じ2004年の『CLASSIC Ⅱ』が良かったから。

ちょうど勢いに乗った感じです。

2005年はZepp Osaka日曜公演のチケットを譲って頂けたから、そして2007年は100回目の武道館に招待されたから足を運びました。

以降は数えるほどしか参加していません…。


私:僕が再び永ちゃんファンになったのは2009年に過去の作品を紙ジャケ仕様で再発したのがきっかけでした。

あの当時、ワーナー作品は既に入手困難だったので、この紙ジャケ仕様は内容がどうであれ、学生だった僕にはありがたかったです。

こうやって過去の作品に改めて触れた事で永ちゃんの素晴らしさを再認識し、再びファンとして現在までできる限りライブ参戦してます。

2010年以降は、2011年 2015年 2019年以外は全てツアー参戦してますよ!


d:そう言えば、「E'」はサブスクではリマスターされていますね。

ファンが若い人ばかりならともかく、実際の年齢層を考えれば、あんまり賛成できません。

リマスターするなら、ソフトも同時にやらなければ。

無論、配信曲のダウンロード購入やサブスクリプションについては知っているつもりですよ(苦笑)

コウジさんの年代なら全く問題ないでしょ?


私:僕は、以前はサブスクやダウンロードして音楽を聴くというのは反対派の人間でした。

しかし、サブスクアプリも決して悪くは無い事を最近気付かされました。

それは、自分が気になってる作品やまた洋邦問わず、様々なロックの名盤を聴く際、いきなりCDを買わずに、まずは試聴できるメリットがある点です。

今までは、CDを買って結局自分に合わないと感じたら売りに出す、非常にコスパの悪いやり方をしてましたが、まずはサブスクで試聴して気に入ったらCDで買うという事を近年はしております。





#個人的B面の名曲②

個人的B面の名曲

 

 

 

 個人的B面の名曲シリーズ第2弾


土曜の夜だぜ!/横浜銀蝿

横浜銀蝿のシングル「おまえにピタッ!」のB面のポップなロックンロールナンバー!

イントロのクセのあるギターリフが個人的には印象的です。


悲しき愛奴(サーファー)/甲斐バンド

甲斐バンドのシングルの「LADY」のB面でアルバム「誘惑」にも収録されたストレートなロックンロールナンバー。

甲斐バンドの曲の中では珍しいぐらいシンプルなロックンロールでまた、夏の雰囲気のある曲です。


翼あるもの/甲斐バンド

元々は、アルバム「誘惑」に収録された曲で、当時からライブではお馴染みの曲で今現在でもライブで披露されるお決まりのミディアムロックナンバーです。

1979年に発売された彼等の代表曲「安奈」のがB面として収録されました。


六本木ショット/矢沢永吉

1989年に発売された矢沢永吉のシングル「愛しい風」に収録されたロックンロールナンバー。

オリジナルアルバム未収録で未だにベスト盤にも収録されてないまさに幻の1曲ですが、この曲が好きなファンも結構居ると思います。

元々は、アルバム「情事」に収録する予定でアレンジも歌詞も既発盤とは全く違っていたみたいです。

意外にもこの曲はライブで一度だけ演っていて、1999年のLOTTA GOOD TIME TOURの前半戦、つまり50歳記念ライブの「ありがとうが爆発する夜」の前後までライブで演ってます。


 

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#個人的B面の名曲

個人的B面の名曲

 

 

 神様お願い/KUWATA BAND

桑田佳祐率いる、KUWATA BANDのシングル「Merry Christmas In Summer」のB面で、オリジナルは皆さんご存知のザ・テンプターズの代表曲ですね。

オリジナルの方は、初期ローリング・ストーンズっぽい雰囲気ですが、KUWATA BANDのバージョンは、より骨太で気骨がロックサウンドになってます。

特に、後半の「さよならベイビーグッバイ」の繰り返しのリフレインでの部分での今野多九郎のパーカッションが圧巻です!


あなたに今夜はワインをふりかけ/沢田研二

沢田研二の代表曲「サムライ」のB面にして前者同様、彼の代表曲そういう一つです。

この曲がB面っていうのが個人的には非常にビックリでした!

派手なホーンセクションや女性コーラス隊のコーラスが非常に印象的です。


LOVE KOREA/サザンオールスターズ

「あなただけを」のB面曲だったと思いますが、中華風のアレンジのチャイナポップです。

タイトルがKOREAなのにメロディーは中華風なのが面白い(笑)

途中、ビートルズの「ミズリー」のピアノのフレーズがそのまま使われてるのも聴きどころです。


他にもあるんだけど、今の気分でこの3曲でお願いします。

 

 

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