横顔から20年目
2004年にリリースされた、矢沢永吉の28枚目のオリジナルアルバム「横顔」も発売から20年目になるんですね!
当時、このアルバムはリアルタイムでは聴かず、2年後の2006年にアルバム買って聴きました。
何故、2年後に聴いたかといえば当時既に父親が完全に矢沢永吉に興味を失っていたことやファンクラブも脱会したのも重なります。
一応、2004年のツアーは行きましたが、両親は行かず、親戚のおばさんと一緒に行きました。
アルバムを買ってなかったので、新曲が全くわからないまま参戦したのでイマイチ乗れませんでしたが、「ロックンロールドラッグ」や「Oh!Yeah」はなかなかいいなぁ~と思ってました。
だけど、いざ2年後にアルバム買って聴いてみたら、全然良いとは思わなかった(笑)
音はスカスカだしイマイチ迫力に欠けるし…オリジナルってこんなつまらなかったの?と思ってしまいました。
個人的に聴いて良かったと思った曲は1曲目のパッシングライトと8曲目のメイクのみでしたね。
正直、歌詞もダサく感じてしまい買って一通り聴いてしばらくずっと聴かずに放置してました!
最近になってようやく時々聴いたりしてますが、それでもこのアルバムの良さは未だによくわからないです。
the Name is…から30年目②
〜〜続いて今回はライブ編、お互いがいつどんな形で耳にしたかをお話しました〜〜
私:実は、『the Name Is』発売年に行われたツアーに連れて行ってもらう予定でしたが、風邪を拗(こじ)らせてしまい祖父母と共にお留守番になってしまいました
だから、このアルバムからの曲をライブでは実は、そんなに聴いてないと思います。
dio-come-ti-amo:それは私も同様です。
この時期コンサートそのものと疎遠になり、アルバムを聴いても、『ライブでどんな風に展開されるかな?』などとは絶対考えなかったです。
ほら、結婚や就職して生活が一変すれば、なかなかライブを愉しむどころではないでしょ?
しかしCharaさんのアルバム『Happy Toy』と同名のコンサートには行きました。
真夏に行われた万博公園でのイベントもCharaさん目当てに出掛けました(笑)
私:本作からの曲を初めてライブで聴いたのは、翌年に行われた『JUST TONIGHT』ツアーからでしたね。
今はなき阪急西宮スタジアムでのライブが僕の永ちゃん初ライブでした。
確か、「センチメンタル・コースト」と「SEA BREEZE」を演りましたが、前者は全く印象に残ってません(笑)
d:何故ですか?
両方曲調が似ていて、作詞も同じちあき哲也さんだから?
私:単に、アルバムでもあまり印象に残ってなかったからだと思います。
確か、2022年にも歌いましたが、あまり印象深くはないですね。
しかし、ライブ後半に歌われた「SEA BREEZE」は非常に印象に残ってます
ステージ中央の花道を通ってセンターステージにまで永ちゃんが来てこの曲を歌いましたが、その時にめちゃくちゃ近くで永ちゃんの姿を見れたのが未だに印象に残ってます!
このツアーの模様は、横浜スタジアムでのライブが映像化されてるので、そちらでも確認出来ます。
この『JUST TONIGHT』Tourについても色々語れることはあります。
d:それは良いですね。
普通前年に新作として披露されれば、その反動で翌年は無視されるものですが…。
私:確か93年まではツアーも初夏の頃にスタートして、真夏に終わるっていう珍しいパターンでした。
永ちゃん本人も『矢沢といえば夏だと思ってほしい』と当時のファンクラブ会報誌で発言してましたが、あっさりと94年には例年のパターンに戻しました(笑)
そして95年の『JUST TONIGHT』は夏の終わりからスタートして10月は1ヶ月お休みして、またツアー再開のパターンでした。
先程話題に出た、「ミス・ロンリー・ハート」のエンディングコーラスですが、思い出した事あります!
95年のツアーでは「センチメンタル・コースト」と入れ替えでツアー後半から歌われましたが、オリジナルとは違い女性コーラスが入ってかなり雰囲気の良いアレンジになってました。
また、ジョン・マクフィーがバイオリンを弾いてるという意外なアレンジで披露されました。
ちなみに、こちらは日本武道館のライブ映像を観ての感想ですが(^_^;)
d:「ミス・ロンリー・ハート」は私もコンサートで聴いています。
2002年の『VOICE』で、会場はフェスティバルホールとびわ湖ホールでした。
ジェフ・ダグモアとルイス・コンテのツインパーカッションが、スタジオバージョンとも微妙に異なるリズムを作り出し、緊張感あふれるパートが垣間見えたのを憶えています。
クロード・ゴデットが弾いたオルガンも再現されました。
アルバム表題曲と「赤い爪」は2年後のアコースティックツアー第2弾、『YAZAWA CLASSIC Ⅱ』で披露されました。
会場はまたもフェスティバルホール。
前者はジェフがブラシでスネアとハイハットを叩いていましたが、この人のスネアは張りが高めでなかったのか、さほど響かなかったです。
後者の「紅い爪」は1曲目を飾り、フラメンコ調の長いイントロの後に矢沢永吉さんが登場しました。
テンポは原曲よりも遅かったです。
情緒溢れる名演と言えましょう。
私:貴重なライブでのお話しありがとうございます!
このアルバムの曲では、ダントツにアリよさらばを聴いてる回数が多いですが、昨年のアレンジはなかなかカッコ良かったですね。
本日はありがとうございました!
また、よろしくお願い致します。
発売20年目を迎える「横顔」についての感想をお話ししていただけたら嬉しいです。
the Name is…から30年目①
先日、「E'から40年目」という事で、お世話になってるブロガーの方からインタビュー方式で取材を受けた旨をブログ内で報告しましたが、今回は1994年に発売された「the Name is…」から30年目という事で、今回は当方から質問をするという形で色々お話しさせていただきました。
その模様を2回に分けて更新致します。
なお、記事の編集はdio-come-ti-amoさんにおまかせしたので、読みやすいと思います!
私:こんばんは!お疲れ様です。
今回は『The Name Is…』についての感想をお聞きしたいと思います。
dio-come-ti-amo:安定期のアルバムです。
9曲しか入っておらず、特に長い曲もなく、当初『おやっ?』と感じました。
むしろ短い歌の方が多い印象を受けます。
「Midnight Jungle」なんて3分にも満たない(笑)
1曲目に表題曲を持ってくるのは、多く取られる手法で、やっぱりプレーヤーから音が出てくるまでの間は良い意味で緊張しました。
実際素晴らしい楽曲です。
これはギター一本しか入っておらず、しかも一発録りの即興演奏が愉しめます。
こういった演奏と永ちゃんのボーカルは凄く合います。
私:アルバムタイトル曲の1曲目は、当時は全くわからなかった…これまでの永ちゃんとは違う感じがしてあまり印象に残らなかったです。
d:本当に!? 確かに、ありそうでなかった類の楽曲かもしれません。
それなのにすんなり入れたのは聴き覚えがあるから…。
少し時間を掛けて考えてみると、大昔シンシアにプレゼントした歌に似たものがあったと、はたと気付きました。
ちなみに後年発表された「危ない天使」はもっと似通っています。
でも、全然気になりません。
当時シンシアのレコードはほぼ毎回買っていましたし、良いアイデアなら繰り返しても良いのでは?
私:「The Name Is」の原曲は南沙織さんに提供された曲だったんですね。
確か、3曲ほど提供してましたよね?
d:“原曲”とまでは言えませんが、とにかく似ているんです。
シンシアへの提供曲は仰せの通り3曲です。
発売当時、シンシアファンの間では公然の秘密とでも言おうか…
私:本作が発売された1994年は確かまだ3歳だったと思いますが、父親が買ってきたこのアルバムをリアルタイムで聴いた覚えは今でも微かながらもあります。
確か、アルバムの前に発売されたシングル「アリよさらば」も聴いていたので、これとカップリングの「SEA BREEZE」の2曲は既に知ってました。
d:「SEA BREEZE」が製品名だと知り、ビックリしました。
歌詞がもっと感情移入できるか、イメージを喚起できる内容ならコカ・コーラの歌「This is a Song for Coka Cola」同様、名曲になった可能性があるでしょう。
私:「SEA BREEZE」はメロディにしろ歌詞にしろ演歌っぽいフィーリングがありますね。
だけど、それがカッコいい!
この手の曲は永ちゃんにしか歌えないと思います。
大人の色気をかなり感じる作品です。
2曲目の「抱いちまったら」はノリの良いロックンロールなので子供でもわかりやすい曲でした。
それと、6曲目の「Midnight Jungle」もめちゃくちゃノリの良いロックンロールでサビも印象的でしたので、すぐに好きになりました!
こういうロックンロールは子供でもわかりやすいのがありがたいです。
d:「MIDNIGHT JUNGLE」と「抱いちまったら」は、本作中随一のロックンロールではありますが、前作収録の「闇の中のハリケーン」「ハートエイクシティ」と比較すれば、かなり無骨に響きました。
勿論悪い意味ではないですよ。
私:「アリよさらば」と「いつの日」かは、リアルタイムでドラマ『アリよさらば』を観ていたのでこちらに関してもすぐに馴染めました。
d:実はドラマのことは当時全然知りませんでした。
『変わった曲名だな』とアルバム購入当時感じたくらいで。
でも、CDの帯を見てすぐにわかりました。
「いつの日か」はエンディングテーマとしてはドンズバでしょう。
私:「ミス・ロンリー・ハート」はどうですか?
d:「ミス・ロンリー・ハート」も表題曲と同じく湿った感触があります。
大人になれば、性を問わず、この歌に登場するような女性に強く憧れると思います。
「アンジェリーナ」しかり。
レゲエのアレンジにピッタリなメロディですが、オルガンや先述の歌詞が組み合わさることで、とても奥深い印象を聴き手に与えています。
ただし、エンディングの大仰なスキャットは好きではありません。
私はソウル・ミュージックは好きでも、いわゆるブラコンが嫌いな理由はこのあたりにあるのかもしれません。
バッキング・ボーカルは必要なかった…
私:いや、同曲のエンディングのバッキングボーカルは個人的にはあって良かったと思います。
むしろ、あのバッキングボーカルが印象的なので。