カルシウムリアクターの一件から本水槽のKHは求めている数値で安定しているようです。
しかし全てが順調とはいかないのがSPSの難しさの一端だと思うのですが、またひとつ取り出す決断をしたものがあります。
真ん中のブルーでキイロサンゴハゼに舐め剥がされたところの白化がかなりゆっくりでしたが止まらず・・・
この画像で見ると致命的ではない感じに見えていますね。
じつは放置しておけば白化も止まりどうにかなるよう祈りましたが甘くはなかったです。
バンドソーでカットも考えましたが救えるエリアが少なく安全マージンを熟考した結果、先端15㎜前後をフラグにしました。
とは言え、ようやく全体の調子が低調から上向きの兆しが出てきたのかもというタイミングにいると思っている現状なだけに大いに迷い苦渋の選択でした。
【2014年4月入海】
イーストアフリカさんで購入したブリードで成長速度が遅めの印象でした。
しかしカニのこの鋭利なハサミでエダを何度か削られるとそこばかり爆成長!
【2015年5月頃・カニ確保】
もはや見た目がワルな感じ(笑)
👇この欠けた所だけ限定で成長スイッチが入る不思議な事象でした。
カニ攻撃で一点のみに代謝の全てが集中したかのように本体は1年で1㎝くらいの伸びなのにカニ攻撃のところは2か月で3㎝は育ちました。
思い入れがあるイシだったので残念と流せるほど軽くないですが切ない結末です。
こうして出して眺めると入海時の小さい方のエダは本体に追いつくほど育っていたんだなぁと。いつか後に振り返った時コレを取り出した選択が良かったのだと思いたいし、取り出すのはこれで最後!と願いたいものです。
ところで現状全てのサンゴで該当しないですが、あれから3週間ほど経ち以前見ていた色彩が少し戻ってきたものがチラホラと!
(この画像を見る限りでは隣接していますが実際には遠近があり育つ伸びしろは確保しているつもりです)
特にこのコエダたちは色の個性と言うかメリハリ感がハッキリしてきたようです。
最も心配なのはキイロサンゴハゼに突かれてしまったグリーンのヒメマツ
ご覧のように肉厚感が増しフェルト生地みたく密なポリプがしっかり確認できるほどになりナオさんの本家に近づいてきたかも(?)
フラグのユビも同様にキイロサンゴハゼによる攻撃でポリプが全て消失していました。
👇これは白くなったところが回復してきた状態でした。
(2016年8月25日)
表面の凹凸を見比べて頂くと消失しかけたグリーン系のポリプの存在を僅かに見てとれるように。裏側は正常な雰囲気があります。
ピンクのハイマツは薄くなっていましたが蛍光感が緩やかに回復してきました。特に一番左は茶色くなっていましたが少し蛍光感が戻りつつあるところです。
まだ所々薄いところがあり完全ではありませんし時間はかかると思われますが今後に期待しています。
先端部がパープルでツートンカラーに再びなってきたものも
【不調時】
地味で色も存在感すら薄い感じでした。
【近況】
エダの色はアイボリーさが増し好みのツートンカラーに! 悪くないですよね。
【ちなみに入海時はコレ】
先端の色こそ成長点の証だと思いますので低KH状態からはサンゴもそれを認識し脱してきたかなと、このような変化で少しずつ手応えを感じつつある近況です。
話は変わりますがアクリルの端材を取引先からもらってきました。最初からパンチング済みでしたから見た瞬間にフラグに使えるかも!?と閃いてしまいました(笑)
今後もうフラグを増やす予定は全くありません。
現状で置き場や行き場の無いものを水槽底でルーバーに置いていますがシラヒゲウニが攪拌してひっくり返していく事があるため隔離すべく工作しました。
ギリギリ径が寸足らずなので△ヤスリを挿入して高速回転で穴を一回り拡大させました。
一穴ごとの間隔ですが素材はPPでもPETではなくアクリルで厚みが2㎜なので加工は簡単です。
以前に使っていたマキシジェット用のハンガー先端にアロンアルファで接着しわずか10分足らずで完成。RO/DI水でよく洗浄してから入海。
サイズが大きくて目立つのが難点かな(汗) 👇赤丸が冒頭の取り出した破片です。
イエローチャレンジのフラグにしたものはイエローを超えてクリーム色というかレモン色?に。
何気に土台も覆われてきて、それなりに鑑賞価値ある色彩になってきましたよ!
これからコレ、色揚げできたものはクリームレモンと呼びますよ(笑)
くりいむレ◯ンじゃないですよ!(爆