2月17日
6:00 AM というのにソカロ(中央広場)からうるさいアナウンスが聞こえてくる。
この宿に来てからずっとそうだ。
このアナウンスにより目がさめ、朝っぱらからみんな不機嫌に起きて来る。
まあしょうがない、
ここはメキシコのど真ん中にあるホテルなのだから。
そのアナウンスが何か、
ということは未だに謎であるが、
宗教か、政治的なものらしい。
お陰様で、
屋上のテラスへ上がると
朝からきれいな朝焼けを見ることができた。
ドミトリー(共同部屋)だと規則正しい生活ができるせいか、
目覚めは悪くない。
今日はガイドブックに写真だけ載っている
サテライトタワー
という建造物を見ることにする。
しかしかなりマイナーなスポットらしく
あまり知っている人はいない。
ローカルバスを乗り継いで行く。
本当にこっちでいいのか…
誰に道をきけばいいの…
このような冒険が旅にはたまらない。
情報収集、ミッション達成、イベントクリア
まさにロールプレイングゲームさながらである。
考えて見れば俺は、
目的地は結局、
目的ではなく
そこへ行く過程の冒険を楽しんでいる気がする。
マイナーなだけはある、
たいしたことはない建造物、
しかし、
達成感はあった。
帰りは地下鉄を乗り継ぐ。
本当に息苦しい。さすが、高度2300Mの街。
地下鉄では何度か死にかけた。
観光スポットではない、メキシコらしさを探して歩く。
ラグニージャ市場付近は治安が悪いのがわかる。
区画が変わると急に治安が悪くなる、
ということはよくあることだ。
しかし、
大事件勃発!!
歩いている最中に警官に止められる。
「パスポート見せろ!」
ピンチ・・・・次回へ続く