お盆休みです。
三連休頂きました。
休みに甘んじて16時間爆睡という偉業を成し遂げてしまった私でございます。
疲れもあって自己ベスト記録を更新しました。
せっかくの休みを有効に使いたいものである。
会社中に風邪が蔓延しており、社長と専務と部長が風邪をひいております。
蔓延させた原因は俺?と少し責任を感じ、
お値段高めのマスクを買った瞬間に治りました。
久しぶりに旅記でも。
2月20日
なぜかメキシコの朝食は遅い。
このマジックホステルの朝食は9時からで、
しかも9時10分ぐらいにならないと出てこないのである。
昨日は移動で一日を使った。
今日はオアハカの街歩きをする。
どの街にもまずカテドラル(大聖堂)とソカロ(中央広場)があるが、
ここのカテドラル(サントドミンゴ教会)は伝統があり、彫刻が繊細なことで有名だ。
残念ながらカテドラルの中は撮影禁止のため
お見せすることができない。
先住民族のインディヘナが目立つ。
私が新たな街へ来た時にまずやりたくなることは
気ままに丘へ上ること と 市場へ足を運ぶことだ。
高い場所へ上り、全景を眺め、軽く制覇した気持ちになる。
丘は比較的貧しい地域でもあり
その街のウラとまではいかないが、表ではない場面を垣間見ることもできる。
この静かな場所での一服がうまい。
オアハカの建物は
スペインの侵略時に教え込まれたコロニアル様式の建築が目立ち、
インディヘナの民族衣装とうまく溶け込み
どこも絵になる。
その後、
物価が安くなったこともあり、
様々な必需品を買いに
アバストス市場へ向かう。
ここは少し街から外れた庶民の市場だ。
とにかく巨大で道に迷う。
300×500M程なので、東京ドーム2~3個分(?)といったところだ。
ここでは様々な出会いがあり、オアハカの人柄の良さを感じた。
そして一つ大きな衝撃を受けたこと。
それはトイレだ。
お金を払って入るのだが、
悪臭の中入っていくと、個室にもドアがあってないようなもの。
”大”だろうがお構いなしにドアを開けて用を足している。
そして流していない。
自然体の素晴らしさを感じた。
バッグ、サンダル、サッカーシャツ、靴下、CDと
色々と買ってしまった。
しかし、もう値切りのテクニックは戻っており、
上手な買い物ができたと思っている。
店には悪いが、
正直のところ、
買い物の目的は、
”買い物”ではなく店の人とのコミュニケーションであることが多い。
もちろん旅行中に限ってである。
つまり、モノではなく体験を買う。
というエクスペリエンス・マーケティングにはまっている。
買う気がなくても買うそぶりをして話してみる。
あわよくばものすごく値切ってくれたらそれはそれでラッキーである。
そうして馬が合った店で買う。
モノがどうとか、値段がどうとか言うよりも
店員が気さくな店、カワイイねーちゃんがいる店
で買ってしまうのが人情だ。
上の店のおかあちゃんとは一時間ほど話をしただろうか。
色々な情報を共有しあった。
そして下の靴を110ペソ(1000円位)で買った。
ちなみに下のくつは
以前お伝えした靴磨き職人(ボレロ)
に磨いてもらった後のものである。
観光地のみやげ物屋などで思うのだが、
あきらかにいらないものを「安いよ」っていって売っていてもだめだ。
何か工夫して付加的な価値をつければもっと売れるのに…
と外部者の俺が嘆く。
私は
世界の旅行者の定番ガイドブック「ロンリープラネット」
と
日本の旅行者の定番アイテム「地球の歩き方」
を持っていったが、
やはり「地球の歩き方」は「地球の迷い方」なのである。
バックパッカーには非常に不評なのだ。
しかしなぜ持っていったか、というと、
私が買ったロンリープラネット(中米編)では
メキシコが載っていなかったからである。
それもそのはずメキシコは中米ではなく北米だからだ。
そんなことこのブログの読者はどうでもよいだろうが…
で、地球の歩き方(メキシコ編)を持っていたわけだ。
で、何が言いたいか、というと
この歩き方に載っていた
”無料の博物館”へ行ったところ
結局有料で入らなかったという話。
しかし、そのおかげで、
その近くにたむろしていたオンナ二人組みに
ナンパされることになる。
メキシコでは口笛で
”ヒュー”
と音を鳴らして誘惑するのが常。
片方の Jasmin は非常に情熱的かつ積極的な女性だった。
聞けば年は17歳。日本で言えばピチピチ女子高生ではないか。
まだ若い。
もう一人の女は名前も忘れたが、
言ってみればブスの部類に入るが、まぁいいやつだった。
そして3分ほどの会話の後
いきなり、名無しのオンナが
「Jasmin が好きだってさ」
と言ってくる。
「アナタはどう思ってるの?」
うん、非常にメキシコちっく。
まんざらでもない俺は
「あ、ああ…かわいいね。」
…
「じゃあキスしなよ」
…
俺:「えぇおかしくない?展開早すぎじゃない?」
J:「なんで?私のこと好きじゃないの?」
俺「す、好きですが…」
(まじでチキンなのか俺)
J「じゃあ、自然な事じゃない」
と、わけもわからず説得させられ
久しくご無沙汰の…
女の感触。
いいもんだね。
さらに
J:「次は舌も…」
俺が
えぇ?って顔してると
Jasminは舌をべろべろと出してジェスチャーしてくる。
もうわけわかんないです。
俺もなんだかノリノリです。
年下に強引に奪われた感じで少し凹んだりもしてます。
その後スピードアップしてくるので
さすがに俺は拒んだ。
そんなにうまい話があるはずがない。
もともと俺は疑っていた。
こいつら
Sex Machine(娼婦) か スリだろ。
って。
接吻中も警戒してバッグだけは握り締めていた。
もう一人に盗られるかもしれなかった。
一線は越えてはならない旅行者としての壁を
超えるわけにはいかなかった。
これが旅行者の宿命だ。
帰り道、少し後悔する俺。
やっぱあのまま…
ただの若い女の欲望…
メキシコってこれが普通…
いや、正しい判断だった。
淡い唇の感触だけが口元の残っていた。
アジアであった恋愛劇を思い出し
旅の楽しさをまた一つ噛締め、
これからの旅にまた期待をする。
日々カルチャーショック。
夕飯↓
タコス6個21ペソ(200円)も首都と比べれば格段安く、ウマイ。
セルベッサ(ビール)を探すが、見つけられなくてコーラで我慢する。
今日は非常に長く書いてしまいましたが、
ここまで読んで頂きありがとうございます。