今日、

シャツを買いに、“行きつけ”の店へ行った。




新米さんっぽい店員がいた。






優柔不断でワガママな俺は、


まだ商品知識も商品の置き場所も全くわかっていない彼に、

店中を走らせてしまった。




しかし、

彼は先輩に怒られそうになりながらも、

笑顔で接客をし、一生懸命お客さんに尽くした。





その店へはよく行くけれど、

最近の店全体の接客態度は、最近なんとも淋しくなっていた。




彼には商品知識も営業トークもなかったが、

俺は、結局彼の勧めてくれたシャツを購入した。




これは同情でも何でもない。

ただ普通に、単純に、それが欲しくなった。










お買い上げの後、

彼は言った。






「 あなたが初めてのお客さんでした。 」






彼の目は喜びと輝きに満ちていた。








この気持ちを忘れなければ、

間違いなく彼はトップセールスマンになれる。






「名前は?」



「佐藤です。」




名刺を渡すと、


「 コレ、一生の宝もんにしますわ 」


って。





佐藤さん、

また来るぜ!




そういえば、

今日は全国各地で入社式か・・・