8/14 In Egypt
カイロ到着。
今までいくつかの空港を見てきたけど、こんな適当な空港は初めてだ。
なんで入国審査の前に、お出迎えの人たちが旗を振って待っているの?なんで健康チェックのカードを書かなくても入国審査を突破できるの?そして健康チェックのカードはどこに出せばいいの?いや、出す必要はないらしい。。。
パスポートチェックのおっさんは、そこらで気だるくタバコを吸っている。分煙のブの字もない。おう、素晴らしい国だ。
カイロ空港は白タイルとオレンジ色の照明で統一されており、簡素だが、とてもセンスの良い空港だと思う。自分が描いていたエジプトのイメージが全く崩されない。
ダウンタウンまでは、バスで行くことに決めていた。
しかし、そのバスが見つからない。
バスNo356に乗ればよいことはロンプラを読んで知っていた。
バスターミナルはどこにあるのか?バスターミナルの中でも、どの列で待てば良いのか?そのバスはいつ来るのか。。。
歩き回って、人に聞きまくって、騙されかけて、また人に聞いて、、、待って待って。。。
聞くところによると、イスラム圏の人々も、「わからない」ことを無礼だと感じるらしく、知ったフリをして嘘でも適当なことを言ってくる。
ひとつひとつ情報を手に入れ解決していく様は、まるでロールプレイング。
最も苦戦したことは、バスNoの表記が全てアラビア語なことだ。
必死に慣れないアラビア数字を覚え、バスのNoを読み取っていく。
結局2時間もかかってようやく乗れたバスは、たったの2エジプトポンド(約40円)だから嬉しい。
変な達成感に満ちる。
ロンプラの通り、ホテルを探し、見つかったホテルはドミトリーで25ポンド(約500円)で朝食つき、チャイ(紅茶)飲み放題だった。早速、滞在者と宿のスタッフと一緒に朝食をとる。エジプトは空気が乾燥しているのに、食べ物もパンや枝豆コロッケみたいなものでパサパサしている。でも、評判ほど悪くない。口が渇きまくっているのでチャイがおいしい。
ゆっくり休もうかとも思ったけど、やっぱり街歩きを。
「エジプトはナイルの賜物」というからにはナイル川を拝む。
これでもまだ分化した地点なのだからナイルはすごい。
カイロはとりあえず人が多く、みんながパワフル。
道路は車線があってないようなもの。
クラクションは1秒に3回は鳴る。
そんな中を歩行者はズコズコ横断する。道渡るのも命がけ。
「古」「白」「乾」
そんなイメージで統一されているカイロの街は、どこをとっても絵になる街。
アラビア服をまとった女性たちを見ていると、マンガの世界へとびこんだようだ。
しかし、これがこの国のスタンダード。
日本でムスリムを見かけたら珍しがるけど、逆にエジプトで日本人をみたら珍しい。
だからジロジロ見られるのも当然な気がする。
それから、シーシャ(水タバコ)を吸いにいき、マンゴージュースを飲む。
マンゴージュースは、100%どころじゃなく、フレッシュすぎて繊維のかたまりって感じだ。
昨晩の移動と朝のバス探しの疲労が、どっと押し寄せてきて、
まだ夕方5時前だというのに一気に睡眠へ落ちる。