関連記事:責任の正当なあり場所

責任の正当なあり場所の定義、および相手方の人格プロファイルが、物事や人間関係の問題に対処する場合に重要になってきますが、最近良く読むブログで、お気に入りなのが、ジャーナリストの長谷川豊氏のブログアップ

本気論 本音論

もちろん、時には賛成する意見ばかりではないのですが、基本的態度が非常に真摯で、さらに明確。職業柄から情報収集や分析にいとまなく、それ以上に、わかりやすにように表現できるというのが、彼の強みだと思います。

1月に起きた3大騒動はネットリテラシーの視点からは「教科書」のような騒動である ~ベッキー騒動の裏側を全部話す~

今回の話題はベッキーさんの騒動関係なのですが、私にとって興味深いのは話題自体よりも、彼の言う、

「フェーズゼロを見抜くこと」

長谷川氏はネットリテラシーという観点から、このことを語っていますが、このことは、私の先日の記事、

責任の正当なあり場所

に直接結びつくものです。

責任の正当なあり場所=フェーズゼロの正確な定義

です。

詐欺、情報操作、風評、責任のなすり付けなどは、なにも今に始まった事ではなく、人類、果ては生き物すべてに通じる、自己防衛・サバイバル機能なのですが。
実は、哺乳類も昆虫にも、こういった行動はみられます。これはまた別記事でビックリマーク

つまりは、生き物は、生存のための資源獲得のためなら、こういうこともする、ということです。

人間社会や現代社会は法治国家だったりしますが、「法を守らないといけない」のは理念であって、脳の原始的な爬虫類脳は、

捕まらない限り、または捕まるリスクがあっても、盗めるならば自分の欲しい他人の持っている資源を奪いたい

というところが、本音でしょう。

ここを、本能的衝動を抑えて理性で行動できるかは、脳の発達具合(具体的には前頭葉)、教育、その社会規制(つまり法律)、その社会の制裁機能と執行能力、個人の環境(貧富の差)など、種々の要素が絡んできます。

さて、理性で行動することが『善』というわけではありません。単に社会がスムーズに動くためには、そういうことにしておいた方がラク、法を皆で守った方が平和で効率が良い、というだけの話しであり、

動物的な本能からいうと、自分の得とサバイバルが一番

と言う事な訳です。

絶対真理から言えば、生存に得な方が『善』となるわけです。サバイバルしてなんぼ。ある意味、生き残るあるべき動物本能が強いタイプと言えるでしょう。

人様に迷惑かけても、悪を働いても、生き延びてナンボ

いわゆる戦時の思考でもあるわけです。だから、戦争になると、殺人は合法化されるわけです。

また全部でないにしろ、生存資源が手元に少ない人達がこういう考えの下動くのも、当たり前といえば当たり前。そうでない人は、恵まれた環境にいて生存リスクが低いか、前頭葉がすごく発達していてモラルが高く、知能を合法的な方法で使う方面にいく人達です。

でも、まあ、人間というか動物は楽をしたい生き物なので、どんなに環境がよい生活をしている人でも、機会があれば、原始脳・本能が優先されることが多いようです。
だから、男性の浮気がいつの時代でも話題になるわけで。。ドクロ

長谷川氏も、例にもれず、恵まれた環境にいる方で、志が高い人ですね。尊敬に値するジャーナリストだと思います。

とはいえ、どんなに志が高くとも、人間、いざとなったらどうなるかはわからないです。社会学の研究などでも、捕まらない、罰せられないと分っている戦場などでは、ほぼ例外なくレイプや盗難が非常に多くあるようです。

自分だけは、と思っていても、動物の本能だけは消えませんからね。。それを踏まえた上で、人間を見るということが現実的なことかもしれません。


Merci beaucoup
みやび