ところが出発前に火山が噴火し、
ニュースでは凄い事になっていました。
たまたま英会話の先生がハワイ大学出身、火山を専攻してたというから相談してみたところ、99.9999…%心配なし。
その根拠は、噴火しているのはコナの反対側、それも、ハワイ島の端っこのとても限定されたエリアなので、風向きを考慮しても全く問題なしとのこと。
もうコナに行く機会なんてないかもしれないし、
行くしかない!
そんなこともあり、
星空ツアーにかける意気込みはハンパなくて、
とても楽しみにしていました。
夕方4時10分、ホテルにツアーバスがお迎えに来ました。
添乗員のジンさんは身長190センチのとても大柄な日本人(←には見えません)
ツアー参加者は総勢13名、
カップルが6組と年配のおじさん1名。
日本語ツアーなので全員もちろん日本人。
ツアーのスケジュールは、
ホテルを出発して約1時間で標高2800mにあるオニズカセンターに寄り、そこで夕食のお弁当を食べてから標高約4200mの山頂を目指します。ちょうどサンセットから星空に変わる時間帯に到着する予定。
山頂は酸素が60%ほどしかないため、オニズカセンターでは身体を慣らすため30分以上の休憩が必要。それと、ここで防寒ズボンを履いてから出発します。ズボンを履くときに立ったりしゃがんだりすると、それだけで酸欠になる人がいるからだそうです。
未体験の世界にワクワク。
オニズカセンターまでの道中、
ジンさんからハワイのことをいろいろガイドしてもらいました。
ハワイ島の噴火の裏話や、宇宙飛行士で殉職したオニズカさんのこと、ホノルル空港の新名称になったイノウエさんのことなど。
ハワイの二つの空港で日系人の名前が付いてるなんてすごい!!!
さて、車はどんどん山を登って行きますが、だんだん雲が多くなり、小雨が降ってきました。
ジンさんいわく、山頂は雨雲よりも高いので、逆に雲があるほうが雲海みたいになって感動するよ、とのこと。
なるほど!
それにしてもかなりの濃霧です。
運転に慣れないレンタカーが徐行運転し始めました。
ようやくオニズカセンターへ到着。
と思ったら、まさかの、この先通行止め。
じっとしてると手先が冷たくなってきます。
敢え無く下山が決定しました
超ショック。
こんな場合のためレインチェックという制度があり、2年以内有効の同ツアーのリベンジチケットをもらいました。
バスの中で、前回も雪で中止になったと言ってるお客さんがいました。
厄病神はオマエかっ!!
下山途中、100年くらい前に出来た比較的新しい溶岩台地を見学。
再びオニズカセンターまで行き、警備の人と交渉して、少しだけ山を登らせてもらい、街灯の少ない場所から星空を眺めることになりました。
山際はまだ少し明るいです。
ジンさんの望遠レンズで月を見せてもらいました。
同ツアーの2号車の添乗員タイラさんから星座の説明があり、北斗七星から始まって、北極星、おおぐま座、さそり座、天秤座、乙女座、りゅう座、かみのけ座など、神話やジョークを交えながら、スターウォーズに出てくるようなレーザービームを使ってガイドしてくれました。
何よりも、日本では見られない南十字星を見ることが出来たのが感動でした。ハワイでもこの時期の2ヶ月間だけしか見られないそうです。
残念ながら山頂まで登れなかったけど、標高差が1200mほどの所なので、星との距離を考えると、ほぼ山頂と同じ星空を見ることが出来たんじゃないかな。
山頂との違いは、時折、雲が流れてきて星空を隠してしまうこと。
あとは、サンセットを見ることができなかった事が悔やまれます。
2年以内にまたコナにコナあかん