歌舞伎座が新しくなり、イヤホンガイドに字幕ガイドができました。
4月は、1000円のところ、500円で借りられます。
お試しということで、第3部(盛綱陣屋、勧進帳)で利用してみました。

歌舞伎座玄関から入り、右に行くとイヤホンガイド、
左に行くと字幕ガイドのカウンターがあります。
字幕ガイドを借りるには、保証金はありませんでしたが、
用紙に、連絡先、座席番号などを記入し、身分証明書が必要でした。
歌舞伎会会員なら、会員番号を記入します。
用紙には、裏面だったので、あまりよく見なかったですが、
紛失した場合は6万円、と書かれていたと思います。

座席を離れるときは、機械もいっしょに持ち歩きます。



イヤホンの解説も聞きたかったので両方借りてしまいました。

字幕ガイドの機械は、磁石みたいので、前の座席の背に付けます。
画面の角度は変えられます。
字幕ガイドは、台本チャンネルと解説チャンネルがあり、
どちらにも切り替えて見ることができます。
操作はタッチパネルではなく、下の4つのボタンを押します。
適当にいじっていると、なんとなくわかります。

幕間には何も解説はありません。


今回の演目は、両方とも台詞が難しいと思ったので、
台本チャンネルを見ました。
役者さんの台詞と、義太夫の語り、長唄の歌詞が見られます。
数行毎に画面が変わります。
たまに解説チャンネルに切り替えてみたら、
台詞を現代語に訳したものをみられました。

舞台と字幕とを、視線を動かしながら見ます。
役者さんの動きや表情をじっくり見たいときは、
字幕は見ていられませんでした。
仁左衛門さんは美しいので、見逃したくありませんから。

花道で演技があるときは、字幕が消えます。
登場人物をお楽しみいただくため、と説明がでています。

字幕


これまで、勧進帳は、台詞が難しく、
問答のところなど、次第に早口になってくるから、もっとわからず、
大筋がわかっているから良し、と思っていました。
途中で寝てしまうこともありました。

字幕を見ていても言葉は難しいのですが、
1時間超があっという間に過ぎてしまいました。

私個人の感想ですが、
時代物でわかりにくい台詞を知りたいときはいいと思いました。
黙阿弥作品では、まだ使っていないのですが、
画面がすぐに切り替わってしまうから、
名ゼリフは、あとで本などをゆっくり読む方がいいかな。。。
と、いつも思っても、なかなか読まないのですが、、、、