九月花形歌舞伎@南座
狼のがぶと山羊のめいの物語。
がぶとめいがあらしの夜に出会った
「友達だけど美味しそう」
原作も映像も全く見たことはありませんでした。
発端は、ねこがたくさん出てくるミュージカルのような感じの踊りから
狼って恐い!と思わせます
その流れで、二人(匹)の出会い。
二人の信じ合う心が、大きな試練を乗り越えました
ドキドキしましたが、最後は泣けました。
勇気をもらえるお話です。
獅童さんお得意の踊りもありました。狼の本性を持ちながら、心優しいがぶの表現は、本当に良かったです
めいの松也さん。可愛らしかったです
中性的なところが、友情を純粋に表現されていると思いました。
お互いの気持ちを素直にぶつけ合う場面は共感できました。
梅枝さんの山羊のみい姫は、上品で美しかったです。
萬太郎さんのたぷは、若さいっぱい。
竹松さんのはくは、はかせっぽかったです。冷静な感じ。
山羊のおじじの橘太郎さんは、長老だけどまだまだ若い者には負けない。
狼のおばばの萬次郎さんは、このようなお役の雰囲気がお似合いです
がいの権十郎さんは、狼だけど人格者のようでした。
狼のぎろの月乃助さん
敵役がお見事でした。舞台の月乃助さんを拝見したのは、いつだったのか思い出せないくらい久し振りでした。迫力がありしっかりとしていて、大きなお姿が一層大きく見えました。
お江戸で再演があることでしょう。
また観たいと思いました