歌舞伎は江戸時代から受け継がれているもの。
ほとんどの狂言は、江戸時代に初演されたものです。
台詞も、当時から継承されていますから、現代の言葉と大分違います。
この点が、歌舞伎は難しいと思われるところでしょう。
特に、時代物の台詞は理解するのが難しいです
義太夫節が子守唄になってしまう事もよくあります
江戸時代のお客さんは、現代語として理解していたのでしょうか、羨ましい
歌舞伎には、名ゼリフと伝えられているものが多くあります。
例えば、今月に演目「河内山」では、
『ひじきに油揚げ』を美味がっているような生活では、良い考えが思いつくまい、、
河内山は御直参だぜ
と啖呵を切ってからの
ばかめ!
庶民が聞いて、スッキリ小気味よかったのですね。
「御所五郎蔵」
晦日に月の出る廓も闇があるから覚えていろ!
三大狂言では、
「義経千本桜」勘平腹切の場の
色に耽ったばっかりに、、
「菅原伝授手習鑑」寺子屋の
せまじきものは宮仕え、、
などなど、たくさんありますが
新作歌舞伎は、ほぼ現代語なので台詞が分かりやすいのがいいです
今年は新作歌舞伎の当たり年
「あらしのよるに」は、作品名=キーワードでした。
友達だけど美味しそう。。。は物語そのものを表しています。
「阿弖流為」も名台詞がたくさんありました。
阿弖流為と田村麻呂の『次に会うときは戦場かな』は切ない場面でした
蛮行の台詞は、人の本音、欲を突いていると思いました。俺は絶対に死なない、のような
「ワンピース」にも、心に染みる名言と言われる台詞がたくさんあります。
以下、正確ではありませんが、、
ルフィ:
何か一緒にやったら友達
一人ぼっちが痛い
仲間に助けてもらわないと生きていけない自信がある
(ルフィがインペルダウン監獄でエースを助けに行く時)ここで行かなかったら後で死にたくなるから
ボンちゃん:
(瀕死のルフィを前に)腐ったオカマの命を取って下さい。のような言葉だったかな
(花道引っ込みで)
忘れ形見の花びら残し、いつか再び咲かせてみせよう、オカマ道、、、
イワンコフ:
運命には逆らえない。命なめんじゃないよー
奇跡は自分で起こすもの、諦めないやつに(だったかな)。奇跡なめんじゃないよー
エース の最期の言葉、全部!!
白ひげの言葉も、ジンベエが傷付いたルフィにかける言葉も、感動的でした
歌舞伎は視覚的な美しさも良いですが、台詞が心に染みるともっと良いです