こんにちは
カウンセリングって一体何をするものなの？
カウンセリングで何が解決するの？どんな効果があるの？
と「？」がいっぱい付いているかもしれませんね。
ここでは、カウンセリングとはどういうものなのか、そしてどんな効果があるのかということについてお話ししたいと思います。
おとなになってから "なぜかわからないけど うまくいかないこと" や "ちょっと 苦手なこと" つまり 本当はこうなりたい！と考えて 変えようとしても 無理だと思って あきらめてしまってることって ありませんか？
実は わたしたちが 普段 認識していない 「無意識」の領域にある「パターン」が わたしたちの行動や思考をコントロールしているのです。
カウンセリングでは この「無意識のパターン」に 焦点をあてカウンセラーによって、「意識と感覚」を 過去のパターンが形成された「瞬間」に さかのぼってもらい 自ら その 瞬間の認識を書き換えることで 幼児期から 持ち続けて来た 不要となった「パターン」を 短時間に 半永久的に 書き換えることが できるのです。
カウンセリングは 催眠などの手法とは異なり あくまで ご自身の意志で 新しい決断をしてもらうための手法です。
カウンセラーは 「無意識のパターン」と「それが形成された原因」を明らかにして クライアントご自身に 提示することで ご自身が 今後 どういう生き方をしていくか 選択してもらえる場を 提供します。
例えば、どうしても、仕事でプロジェクトを最後まで成し遂げることが出来ないという女性がいらっしゃいました。プロジェクトが終盤に差し掛かると、病気になったり、ミスをして、外されてしまったり、何かしらあって、必ず、ダメになってしまうのです。
その方が、その無意識のパターンを形成したのは、まだ小学生になる前のことです。
お母さんのお手伝いで鰹節を削っていました。彼女は削ることに夢中になりすぎて、最後に自分の指を削ってしまいケガをしてしまったのです。そのとき、彼女は無意識に決断しました。「物事を最後まで成し遂げてはいけない！大変な目に遭う！」と。
こうやって、明らかになってみれば、「そんなことで！？」と思いますが、無意識に当時の恐怖と共に刻まれたパターンは、それが鰹節と全く関係ない、仕事のプロジェクトであっても、最後まで成し遂げるとひどい目に遭うぞ！と警告し、彼女を守ろうとするのです。
このパターンは小さい彼女を守ってくれるものでしたが、もはや必要のない役目を終えたパターンです。
彼女はカウンセリングでこの場面にさかのぼり、「私は、危険がないように、慎重に、けれども、取り掛かったものごとは、しっかり成し遂げます！」と再度、新しい生き方を決断してもらいました。
その後、彼女は、仕事でもプロジェクトを最後まで成し遂げられるようになったそうです。
このような、人生を制限してしまうような「無意識のパターン」は 24個あると言われています。
次回は 無意識の中で思考や行動をコントロールしているパターンに ついてお話しします。