各企業とも、2025年卒(学部3年生、修士1年生)向け採用サイトが立ち上がり、この夏のインターンシップの選考が進んでいます。

 

昨年6月、文部科学省・厚生労働省・経済産業省の合意による「「インターンシップを始めとする学生のキャリア形成支援に係る取組の推進に当たっての基本的考え方」が示されました。

その中で、これまで曖昧だった「インターンシップ」を4つに類型化し、就業体験を必須とし、「自身の能力の見極め」や「評価材料の取得」が目的のもののみが「インターンシップ」と称して実施することができるとされました。また、一定の基準を満たしたインターンシップで企業が得た学生情報を、広報活動、採用選考活動に使用可能となりました。これまでも、インターンシップに参加すると、就活に有利と言われている企業はありましたが、2025年卒からは、採用選考にあたってインターンシップ参加者の採用選考プロセスを一次免除することなどが公に可能となるというのです。

 

採用活動に活用できるインターンシップの基準は、実施期間が5日以上(汎用能力活用型の場合)で、そのうち半分を超える日数は就業体験で職場の社員が指導をし、学生にフィードバックを行うというもので、卒業・修了前年度以降の長期休暇期間中に実施するとされています。

ただ、最低5日間でなおかつ就業体験や社員による指導とフィードバックをするとなると、企業側の学生受け入れ人数はどうしても限られてしまいます。そのため、インターンシップの選考も厳しくなっているらしい。とはいえ、学部3年生、修士1年生にとっては、この夏のインターンシップが、その先の採用選考に向けての第一関門ということになり、「今は、やるしかない!」ということのようです。

 

さて、その真っただ中の郁。とにかく、複数の企業にESを出して、そのインターンの選考過程での面接や集団ディスカッションの経験を通して、実践的に力をつけていくという作戦(?)らしい。実力以上の企業でも、とにかくダメもとで出す?!!

話を聴くと、インターンシップの選考過程が、採用選考並みの企業もあるようです。インターンシップを採用選考に活用できるようになったこともあり、企業としては時間とお金をかけて(交通費、宿泊費の他、日当が出るところが多い)、就業体験をさせるなら、将来一緒に働くことができる能力がある(と、現時点で思われる)学生を対象にしたいと思いますよね。だから、時間をかけてでも選考をする価値があるのでしょう。郁が狙っている業界のTOP企業の場合、

①ESによる書類選考 → ②Webテスト → ③面接・集団ディスカッション(一次) → ④集団ディスカッション(2次)の4段階。

ホントに採用選考と同じですね。とりあえず、③まではクリアーしたようですが、④をクリアーするのは難しそうだと言っていました。まあ、元々実力以上の企業なので、インターンに行けなくても、これまでの過程で学ぶところも多かったようなのでよかった・・・と思うことにしましょう。

 

そんな中、既に、インターンシップ選考に通った企業からは、宿泊先等の連絡が来ているとか。

この夏、何回東京に行くことになるでしょうか・・・。

忙しい夏になりそうです。