25卒生の就活は、ウィンターインターシップの選考が進んでいる時期です。が、その一方で、外資系のサマーインターンシップ参加者の中には、すでに早期選考が進んで、「内定」まで出てるようです。卒業(修了)までまだ1年半近くあるこの時期に、どれくらいの学生が「内定」をもらっているのか、25卒生の現時点での内定率を調べてみました。

 

文科省の大学生等の就職内定状況調査は、卒業年度の10月からしか実施されていないため、ここでは、就活会議の調査結果(9月11~19日)を見てみました。就活会議会員260名(25卒生)の調査時点での内定率は4%。つまり、100人のうちの4人がすでに内定を持っているということになります。これは多いのか、少ないのか・・・。

 

そもそも、25卒生については、「現行ルールを維持する」との方針が、政府と経済界で確認されています。内閣官房の就職・採用活動日程に関する関係省庁連絡会議 が今年4月に公表した「インターンシップを活用した就職・採用活動日程ルールの見直しについて」の中でも、「現行の就職・採用活動日程ルール を原則とする。」と、最初に明記されています。

ちなみに「現行の就職・採用活動日程ルール」は、下の通り

下矢印

 

 

とはいえ、6月の採用選考活動開始時には、6割以上の学生が内定を持っているという24卒生の事実からも、これは、あくまでも「原則」であり、実際にはそれより、はるかに早く進んでいるのです。今回の就活会議の調査結果でも、9月中旬の時点で、本選考に進んでいる25卒生が20%いました。学生は本選考に進んでいるということは、企業側が本選考を始めているということになります。元々、外資系企業は、就活ルールに縛られないため、選考が早いと聞いていましたが、20%の学生がすべて外資系とは思えないので・・・。日本企業も始まっているということなのでしょう。

就活会議の調査報告も、「 就職活動の早期化が進んでいる」と結論付けています。

 

まさか、就活・採用ルールを信じて卒業前年度の3月から就活を始める学生はいないのだとは思いますが、あっても守られていないルールは、ない方がすっきりするような気がします。まあ、26卒生からは見直されるようですけど・・・。

 

ちなみに、わが家の郁は、先日、ありがたすぎる「内定」を外資系からいただきました (^^)v。

 

数値の出典 ポート株式会社;2025卒 就職実態調査,2023年10月13日

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