最近は、すっかり「就活ブログ」になっています。元々、就活経験のない母。今どきの「就活」に興味津々です。そんな母の今日のネタ元は、AERA (2023/10/23 No.49)。 

 

少し前に「親ガチャ」という言葉が話題になっていましたが、就活にも、いろいろな「ガチャ」があるようです。

最近、就活生の間で話題になっているのが「配属ガチャ」。総合職で採用された場合、原則、どこに配属されるかは会社側が決めるので、新入社員にとって配属先は、自由に選ぶことができず運頼みに見えることから「ガチャ」と呼ばれているらしい。そして、その結果、自分の希望に反する配属先は「はずれ」・・・となる。マイナビの調査によると、「勤務地、職種ともに自分で適性を判断して選びたい」という学生が半数を超えたのだそうです。一昔前、総合職は会社からの辞令により転勤を繰り返して出世していくというイメージだったのですが。どうも、今どきの学生の意識はちょっと違うようです。「はずれ」だと、リセットすることも・・・。それが、最近の早期離職の要因の一つなのかもしれません。

企業側もそれに対応して、 単なる総合職ではなく職種別・コース別の新卒採用を行っているところが増えてきているとともに、入社後もジョブ(仕事)をベースにキャリアを積むことができる「ジョブ型雇用」が増加しているそうです。

 

そういえば、郁がこの夏参加したインターンシップも、同じ企業内で職種(仕事内容)別にコースが分かれて、募集、選考、実施されていました。25卒生から適用されている新しいインターンシップでは、実務の体験が必須なので、職種(ジョブ)別での募集は当然といえば当然。そして、採用もその延長線上にあるので、当然、ジョブ別採用・雇用となるのでしょう。

 

「終身雇用」制度が崩れつつある現在、将来の転職を視野に入れると、「どこで働いていたか」よりも「何ができるのか」の方が重要です。ただ、「自分で適性を判断して選びたい」といっても、自分の希望が、自分の適性(あるいは能力)に合っているとは限らない。だからこそ、インターンシップの体験を通して、自分で自分の適性を見極めることが大切になってきます。郁のインターンシップでのフィードバックの内容を聞いていると、数日間のワークを通して、人事の担当者(?)は本当によく見ているなあと感じました。もちろん、それが「正しい」わけではありませんが、それをきっかけとして、自分自身の強み、弱みを考えることができます。その上で、職種や企業を選んでいく。それが「今どきの『就活』」らしい。