先日の新聞に25卒生を対象にした就職関連のランキングが発表されていました(下記1)。これをきっかけにネットで検索すると11月に公表されたものとして次の4つが確認できました。ただし、4つ目は11月末までが調査期間となっていたため、この時点で公表されているのは中間発表です。

  1. 就職人気企業ランキング(11/27 就職情報会社 学情)
  2. 就職活動[早期] 就職ブランドランキング調査(11/27  文化放送キャリアパートナーズ 就職情報研究所)
  3. 大学生が選んだ就職先人気企業ランキング(11/14 株式会社 ダイヤモンド・ヒューマンリソース)
  4. 大学生が選ぶ就職企業人気ランキング 中間発表(産経新聞社・WORKS JAPAN 共同調査)
調査方法としては、投票方式が多いこともあり、ランキングに名前が挙っている企業名は順位の入れ替わりはあるものの、どの調査もほぼ同じ。そして、どの調査でも総合1位は同じ総合商社でした。不動の絶対王者。みんな知ってる大手商社。憧れるかもしれないけれど、そう簡単には入れないところです。なんだか「大学人気ランキング」で東大が一位になるのと同じ現象のように見えます。
上位にあるのは、みんなよく見る、よく聞く、企業です。
 
そもそも、この就職に関するランキングは、何の役に立つのでしょうか・・・?
就活生がこのランキングを見て就職先を選ぶ参考にする??? ちょっと違うような気がしますね。就職偏差値とか、就職難易度なら、いくらかでも参考になるかもしれませんが、あくまでも「人気」ですから・・・。
 
もしかしたら、就活生ではなく、企業側の役に立つのかもしれません。
企業側は、いい学生を採用したいわけですが、採用するためには、まずエントリーしてもらうことが必要。人気やブランドのランキングが高いということは、学生に対する知名度が高く、よいイメージを持たれているということですから、ランキングの状況により、今後の採用戦略を強化したりするのかもしれません。また、投資家は、これで企業の今後の勢いとかを判断して動いたりするとか・・・。
まあ、経済ど素人の母レベルだと思いつくのはこんなことですけど。ホントのところどうなんでしょうね。
 
それにしても、ランキングをみると、思わず郁の内定先やインターン先の企業の名前を探してしまう母です。受験戦争を経た哀しい性ですかね・・・(^^;)

 

実は、このランキング、就活生の保護者・家族の企業イメージアップに対する効果が最も大きいのかもしれません。