音楽スタジオ | 空即是色

空即是色

歌うことが好き、見ることが好き、書くことが好き

昨日、知り合いのお宅に遊びに行った。

正確には、お礼に行ったのだけれど、お礼は一瞬で、あとはずっと二人でおしゃべりしていた。

何をお礼したのかと言うと、ライブ会場で落とし物をしてしまい、それを彼女が拾って確保しておいてくれたのだ。

(彼女は出演者だった)

買ったばかりのちょっとお高い耳当てだった。

耳当てをして出かけるような寒い日はあまりなくて、出番がないままだったのだけれど、ライブ当日は雨が降っていてかなり寒かったので、ようやくタグを外して耳に装着して意気揚々と出かけた。

会場内で当然脱いだのだが、ライブに夢中になっていて、耳当てのことなどすっかり忘却の彼方にすっ飛んでいってしまった。

ライブを満喫して外に出て、耳当てがないことに気がついた。

びっくり、ガックリ、ショック〜〜〜〜〜😭

私は買ったばかりの物を失くすという悲惨な得意技があるので、またやっちまったかーと凹んでしまった。

 

ところが、会場のロビーに戻ったところで、くだんの彼女と偶然出会い、話は急展開する。

席に忘れ物をしてきてしまったと言うと、「私が探しておいてあげる。連絡先教えて?」と言ってくれた。

さらに翌日、見つかったよと連絡があり、家まで取りに来てとのこと。

本当に嬉しかった。

と言うのも、彼女の自宅にはドラムセットがあるのを以前から知っていて、興味津々だったのだ。

 

自宅に行って驚いた。

広めのダイニングに置いてあったのは、ドラムセットだけではなかった。

グランドピアノ、ウッドベース、ヴィブラホン、コンガとボンゴ。

山のような楽譜本。

まさに音楽スタジオである。

でも、防音設備はしていないという。

長年、バンド仲間と練習しているけれど、近所からクレームが来たことはないらしい。

なんとも不思議なお宅だった。

 

次回に続く。