昨日、アカデミーでプレゼンテーションをしてきました。





プレゼン時間:25分


使用言語:勿論ロシア語


プレゼンテーマ:当社(当社のプレゼンス、沿革、自分自身の仕事、会社の価値観等)


レベル:ロシアにおける実務で実用可能なレベル





結果は、”とてもロシア語勉強して一年の学生のプレゼンとは思えない!!!”との、教授方を始めとした評価を頂くことが出来、個人的にも非常によい出来だったなと満足してます。





ロシア語は世界で最も難しい言語の一つ。


英語みたいな”習うより慣れろ”の世界がなかなか通用せず、”どれだけ机に向かえるか”が問われる大変ストイックな言語です。





でも、そうはいっても言語は所詮手段にすぎず、人間関係の中でお互いに心を通わすことが出来て、初めて言語は言語たる意味を持ちます。





ロシア人が何に怒り、何に喜び、何に悲しむのか、このような人情を知ることが最も重要なのだと、言葉を覚えれば覚えるほど痛感します。




そして、日本人とロシア人の間には確実に考え方や価値観の違いがあります。


もちろん、日本で通じる冗談の殆どはロシアでも通じるし、70%は日本人とロシア人は同じだと思います。でも残りの30%。ここに決定的な違いがあり、ともするとこの違いが相互不理解や不信感が生じる原因となりうる。


そして、そのような原因を克服するためには、お互いの違いを頭じゃなくて心で理解できるようになることが必要なんだと。


そしてその為には、ロシア人と話し、議論し、時には喧嘩するまでぶつかる事、つまり人間対人間として深く交流する以外にないのだと。外側から観察して日本人の価値観で考察しても、ロシア人の考え方は理解出来ないのだと。友達との日々のやり取り・議論の中から、ものすごく実感します。





そして、大袈裟ですが、日本とロシアの二つの軸を持つことにより世界が一面的ではなく、3次元的に考察できるようになり、所謂国際人としての大局観の醸成にも繋がるものと考えたりもします。








と、そんなこんなで、アカデミー学生とのサッカーを通じた交流、寮学生との深夜に及ぶ議論、道端でのロシア美女への精力的なナンパ活動等を通じ、ロシア人の心への理解と、ロシア語能力の向上に日々精進して参りましたが、モスクワ滞在10ヶ月を経てロシア語に関しては、それなりに満足のいく結果を出すことが出来ており、ほぼ1年喋っていない英語よりも、今ならロシア語のほうが気持ち的には随分楽に感じさえします。





微々ながらも、この成長はまさに、まだ僕が上手にロシア語を話せないときから忍耐強くロシア語で交流してくれている友人のおかげですが、ロシア人という人格はとても奥が深くまだまだ理解深化を進める過程にあります。





そして、もう殆ど学生が終わったような内容になってますが、まだ僕には学生としての夢の生活があと1ヶ月残されております。





泣いても笑っても時間は過ぎて行き、あっという間に7月から業務が始まります。


残された時間をいかに有意義に過ごすのか。この一年の集大成。


1日に100万円の価値を感じ生きていきたいと思う次第です。





※たまにやべーブログ更新してねー!の気持ちに駆られこれといったテーマもなくブログを書き出すとどうしても抽象的になりますが誰か読んでんのか?との疑問を心に抱きながらも忙しいのでこんな感じでたまに更新することになるかなという気がします。