ワイズワインテイスティング*ワイン品種を知る!白ワイン編* の3日後に再びワイズワインワインへ。
今度は赤品種の飲み比べでした。
いきなり赤はキツイかなぁと思って、泡で喉を潤してから行こうと思ったけど(笑)
バタバタで・・・結局ピノノワールからのスタートとなりました(笑)
本日は赤9種類+ブラインド
まずはピノ3種類のうち、フランスのものを比較!
①2011 La Closerie de Lys Pinot Noir フランス(ラングドック)
②2011 Gevrey Chambertin Frederic Esmonin フランス(ブルゴーニュ)
ラングドックのピノって初めてかも?
赤味がかったルビー
熟れた赤果実のチャーミングな香り。
南の産地ぽいです。
味わいは意外に酸がしっかりとしており、ボリュームは中程度。
親しみやすいピノノワール。
②紫がかったルージュ、若々しい色調。
香りは赤果実に、紫蘇。若干セメダインというか?焼けたゴムのような香り。
味わいは鉄分を感じ、冷たい印象。まだ固い。もう少し開けばエレガントになりそう。
ニュイよりはボーヌという感じ。
③2008 Yarden Pinot Noir Golan Heigths Winery イスラエル(ゴラン高原)
色調もこんなに違う!
2008なのに、やや熟成を感じさせるルビー。
オーク樽由来の、柔らかい香り。
味わいも樽が支配的で、やや酸に欠ける印象。
②と比べると違いは明らか。
さて、次はメルロ!主要品種が続きます。
④2010 Chateau Cap Saint-Martin AOC Blye Cote de Bordeaux フランス(ボルドー)
⑤2010 Casalferro Barone Ricasoli イタリア(トスカーナ)
④はメルロー97%、CS3%
土のニュアンス、もったりした香り。。
味わいも柔らかく、メルローらしいメルロー。
⑤のイタリアはメルロー100%
これはいい!華やかな香りがふわっと来ます。
ラズベリーなど赤果実に、フラワリ―な香り!
酸があって、軽やかな味わい。余韻はやや短く、すっと消えます。
メルローというよりは・・・ネレッロ・マスカレーゼもしくはValtelinaでこんな味に出会いました。
⑥2010 Chateau Ferriere AOC Margaux フランス(ボルドー)
⑦2010 Zellarback Cabernet Sauvignon アメリカ(カリフォルニア)
Chateau Ferriereはマルゴー格付け3級ですが、値段も手ごろ(\5880)
メドック第三級格付けの中では一番面積が小さいシャトーだそうです。
若々しい、紫色を帯びたガーネットの色調。
口に含むと・・・固い!酸が前面に。
余韻も短く感じられ、まだ飲み頃ではなさそうです。
⑦う、きましたカリカベ。
ボルドーよりも薄い色。
オーク香が前面に・・・あとトウモロコシみたいな穀物っぽい香り。
味わいは樽をきかせてあり、まろやかで柔らかい。。
果実味も豊富で、飲みなれてない方は「飲みやすい」ワインだろうな。
どんどん濃くなっていきます。シラー対決。。
⑧2009 Saint-Joseph Offerus フランス(ローヌ)
⑨2009 Ballard Canyon Estate Syrah アメリカ(カリフォルニア)
⑧北ローヌのシラーは、実は結構好きなのです。
ギガルの熟成ローヌは、死ぬまでに飲みたいワインの一つ。
タバコの葉。スパイス。焼けたゴムのような香りも・・・
アタック強い!
味わいには酸もしっかりとあり、全体がだらっとしていないのが良い。やはりたばこのニュアンス。
対してカリフォルニアのシラー。こちらはシラー84%、プティ・シラー9%、グルナッシュ7%。
赤なのに、やはりとうもろこしを噛んだ時のような甘味が・・・
最後はやはりブラインド
色はレンガ色、熟成の色調。
光にすかすと、澱が見える!→それなりに古そう。
グラスに鼻を近づけると、カベルネアンテナ反応!
ハーブ、葉っぱのような青い香りは、間違いなくカベルネが高い比率で入っていそうです。
味わいは酸味が保たれていますが、タンニンがこなれています。ややしょうゆ風味。。
本当に勘ですが、やはりどことなく気品みたいなものがあるのですよね。
なので、国はフランスで、カベルネ主体となるとジロンド河左岸。
今日はChateau Ferriereもあったし、マルゴー村の尊名、90年代前半あたりと予想。
↓
なんとCantenac Brown 1996でした。
なかなか良い線いってる!?
白のときは人数が少なかったので、余ったワインを再度試飲させてもらえました。
ワインで気になるものはお替りも可能。良いイベントです!
この日は会社の上司をお連れしたのですが、会場でいつもお世話になっているメルロー嫌いの知人に遭遇。
この後3人でご飯を食べに行くことに・・・
謎のメンツでの食事の様子はまた次回へ。