ゴールデンウィークだよ
近所では　田植えが最盛期です。

 つい数年前まで　わが家にも田んぼがあり
春休みは種まき、ゴールデンウィークは田植え　夏休み、秋休みは稲刈りで家から離れられなかった。


苗を作っている間は　何度もビニールハウスの温度管理と水やりで
近所のスーパーに買い物に行くのもタイミングを見ながら
 

田植えが始まったら　田んぼの水量管理で1日に何度も田んぼをパトロール。
会社の昼休みに抜け出してまで水を見に来て

稲刈りは台風シーズンで　天気予報とにらめっこしながら。
台風に用水路を見に行って悲しい事故になるニュースもよく見るよね。
1年分の収入が　たった1度の台風上陸でおじゃんになってしまうこともあるからね。
目が離せない。


自然と生きることは　人間の都合では動けないということ。
農機具のローンと肥料代を支払ったら　米作りは赤字だったけれど
1年でも休んで荒らしてしまった田んぼは　元に戻すのにその何倍もかかるし
周辺の田んぼにも害虫や害獣の迷惑をかけてしまうから　辞めるわけにもいかない。

満月の明かりの中で　ライトをつけながら作業したり
夜中に何度も起きて籾の乾燥機を点検したりもしたなあ。

相続の関係で　田んぼはなくなりました。
農機具もすべて処分して、好きな時間に買い物に出かけることができて
天気予報を見ながらハラハラしなくてもよくなった。

この時期の昼間、スタバで数時間　ダラダラ本を読めるなんて考えられなかった。
今はまるで夢のよう。

ホッとしたのは正直な感想だけど




朝、野生のキジのメスを呼ぶ鳴き声で目が覚める。

やっぱり　庭のすき間に　少しばかりの畑を作ってジャガイモやらナスを植えてる
唐辛子とズッキーニも元気です。

 花も植えて、にぎやかです。
ここのところは　温かくなって雑草とのおいかけっこ。
毎日5分でも、と　草取りをしてる。

けっきょく、土に触れている。

結婚してからそうなってしまった。
この家の子になって　血が入れ替わってしまったみたい。



君塚の家に　育て直してもらった。
その教育が　コレだったんだな、と思うのです。