土曜日の小学生クラスでは、ノートの時間を使って、ディクテーションをしています
※ディクテーションとは、聴こえてきた英語を書き取るリスニング力アップのための、勉強法です。
が、教室では、リスニング力アップというよりは、『書き』を意識して行っています。そしてこの日のレッスンでは、
Peg was in the egg.(ペグは卵の中にいました。)
これを私が音読して、子供達にノートに書いてもらいました
フォニックス(読み書きのルール)をしっかり学ぶと、このくらいの文章は、スラスラ書けるようになりますよ
そうしたら、一人がwasってなんやろー?と…
(Pegもin the eggも分かるけど)wasってなんやろー?
この質問が出来る事が、素晴らしいなーと感心しましたが、まだ文法はしていないクラスです。wasかー…と思いながら、出来るだけ分かりやすく説明しましたよもちろんAll English
白板に書いたのは、2つの文のみ。
I am ◯◯ years old.
I was ◯◯ years old in 2016.
(◯◯には私の実年齢を入れました。最近歳がバレまして、私が何歳かという事に、とてつもない興味を持っている子供達です)どうかな?と反応を伺うと…
『あーじゃーペグはひよこなんやね🐣』
過去形という言葉を使わず、イメージだけでwasを理解してもらえました
ここで、『今より前の事を言う時にー』とか、日本語で説明する事って簡単だと思います。それが必要な時もあると思います。でも、今目の前にいる子達には必要ありませんでした
英語を日本語を通さず、英語のまま理解する練習をするために、英英辞典を使う学習法があります。学生の頃、初めて英英辞典で調べた単語が tiny でした。すごく印象的で今でもよく覚えています。調べてみると…
tiny=very small
って出てきて、これを見た時、私の中で何かが変わるのを感じました。感覚的なものなんですけど、自分の中で、英語を英語で理解するって事が腑に落ちたというか…
tinyを理解するのに、日本語が必要なかったんですよねそれからは、出来る限り英英辞典で調べるようになりました。(うまく理解出来ず、すぐ英和に飛ぶ事もしばしばでしたけど)
今日wasを英語のみで理解した子供達を見て、あの時の感覚を思い出しました。
英語を英語で理解する。言葉にしてしまえばそれでおしまいですが、体験するとそれはワクワクドキドキがいっぱいの、世界中の色んな国の人たちと話せる魔法になります
今はお教室という小さな世界ですが、いっぱい色んな事を感じて体験してもらえたらと思います